http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140308-00000003-asahi-int
『韓国人の元日本軍慰安婦と支援団体代表らが７日、ソウルで記者会見し、ベトナム戦争に参戦した韓国軍による「ベトナム人女性に対する性暴力や民間人虐殺」について、「韓国政府が真相を究明し、公式謝罪と法的責任をとるように」と訴えた。
会見した元慰安婦らは毎週水曜、ソウルの日本大使館前で「日本政府の公式謝罪と賠償」を訴え続けている。
支援団体関係者が２月にベトナムを訪れ、ベトナム戦争時に韓国軍から性暴力を受けたベトナム女性や、その子供らと面会。女性たちは「社会で蔑視され、苦しい生活を余儀なくされている」と訴えたという。
元慰安婦の金福童（キムボクトン）さんは「同胞が犯したことは韓国政府が解決すべきだし、知らないふりはできない」。
支援団体の尹美香（ユンミヒャン）代表は「私たちが望むのは慰安婦の悲劇が繰り返されないことだ。日本政府に求めるだけでなく、我々自ら平和をつくりたい」と話した。
韓国軍のベトナム戦争参戦時の行為に関しては、故・金大中（キムデジュン）大統領が２００１年のベトナム訪問時の首脳会談で「ベトナムの人々に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と述べた。（ソウル＝中野晃）』
以前、韓国軍がベトナム戦争当時ベトナム女性に行った性暴力ライダンハンについて非難したことがある。
ベトナム戦争時の韓国軍の蛮行
韓国政府、特に朴大統領は従軍慰安婦について並ならぬ決意を持っているようなので、韓国軍が犯した性暴力に対してもきちんと対処すべきだと主張したものだ。
朴大統領の主張によるなら、当然韓国政府としてベトナム女性の性暴力被害者に謝罪しなければならないはずだ。
今回、元慰安婦の金福童（キムボクトン）さんが韓国政府に声をあげた事は非常に評価できる。
支援団体の尹美香（ユンミヒャン）代表が「私たちが望むのは慰安婦の悲劇が繰り返されないことだ。日本政府に求めるだけでなく、我々自ら平和をつくりたい」と話したのは非常に重要なことだ。
自分達の事だけでなく、同じような境遇になったベトナム女性のことを考えているのだから。
韓国の従軍慰安婦が日本政府主導で行われたのかものかどうか、その点は私にはよくわからないが、日本政府だけでなく自国韓国軍の性暴力（ライダイハン）も韓国の慰安婦が非難したことは大きな意味がある。
日本人の我々が言うのと韓国人の被害者が言うのとでは、同じ事を言っても韓国社会での捉えられ方は大きく違うからだ。
元慰安婦の金福童さんの姿勢は、ある意味、韓国社会の中では勇気がいるものだろう。
実際、韓国軍として派遣され、ベトナム女性を蹂躙した元韓国軍兵士が近くに住んでいる可能性もある。加害者の元韓国軍兵士やその家族、親戚からは反発することも予想される。
だから、韓国政府がこのベトナム戦争時の韓国軍の蛮行をどのように取り扱うのか、非常に興味がある。
自分達は被害者だと世界にあちこちの首脳会談で話してきた朴大統領が、その後のベトナム戦争で加害者となっていた韓国人にどのように対処するのか要注目だ。
しかも、ベトナム戦争に韓国軍を送ったのは、何を隠そう現在の朴槿恵大統領の父、朴 正煕元大統領だ。
これは韓国人の元慰安婦からの主張だけに、朴槿恵大統領が外交カードに使っていた部分が崩れる可能性大だ。
韓国人の被害者の立場の事をあれだけ主張してきただけに、加害者、しかも第２次世界大戦後のベトナム戦争で韓国軍が性暴力を行っていた事実をどのように世界に説明するのか？
元慰安婦は被害を受けてもの凄い苦痛を受けていると言っているが、その後の戦争で韓国軍が性暴力で同じようにベトナム女性を強姦してきた。
日本政府も、韓国政府にこの点を正すようにもっと主張すべきだ。
韓国政府に自分達が加害者の立場に立たせ、言われる立場がどういうものか、逆の立場を理解させるために。
但し、これは日韓関係を良くする為の１つときっかけになるようするためだ。かたくなな朴槿恵大統領の外交姿勢を正すために。
韓国軍の蛮行があったからといって、決して、日本の戦争時の性暴力を肯定するものではないよ。
この韓国元慰安婦の声を、未来の日韓関係を良くするための１つのカードとして活かしてほしいと思ってるだけ。
韓国のベトナム戦争のことを知るのも、国際社会で色々意見を言う時に必要な事かもね。
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