大麻の問題 | 世界面白ビックリニュース

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米 大麻合法化から考える

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130414-00000003-jct-soci&p=1  


 『米国の2州で2012年、嗜好(しこう)品としての大麻の使用合法化をめぐる住民投票が行われ、賛成が反対を上回った。

  そのひとつ、北西部のワシントン州では2013年12月にも大麻の売買が認められるようになる模様だ。

  米CNN電子版は、同州最大の都市シアトルで「マリファナ観光」への期待が高まっていると報じた。

  J-CASTニュースが現地住民に話を聞いたところ、大麻に対する意見はさまざまだが「ビジネス化」には戸惑いの声も聞かれた。


   ■「今までも大麻が簡単に入手できた」  シアトル大リーグ、マリナーズの本拠地で観光地や留学先として日本人にも人気が高い。

  オンライン通販大手のアマゾン・ドット・コムスターバックスが 本社を構え、近郊には世界一の航空機産業ボーイング社の工場マイクロソフトの本社もある。

  同地で2012年12月「大麻が合法化された」とのニュース は、日本でも複数のメディアが報じた。

   合法化とはいえ、無制限に認められたわけではない。公共の場での使用は禁止。年齢は21歳以上で、1オンス(約28.3グラム)の所持、使用のみが許さ れた。栽培や販売は段階的にルール化されていくという。

  これまでも米国では18州と首都ワシントンで、医療目的としての大麻使用が認められているが、嗜好 品としてはワシントン州とコロラド州が初めてだ。

 2013年4月9日付のCNN電子版(日本語)は、この合法化でシアトルを中心にワシントン州で「大麻観光」の熱が高まっていると紹介した。

  同州が契約 したコンサルタントは、大麻販売が解禁されれば州は年間1億8000万ドル(約178億円)の税収を見込めると試算したという。

  新規事業の機会を逃すまい とシアトルの弁護士に事業モデルの確立など法的相談に訪れる人が増え、大麻カフェの開業から「オーガニック大麻農場ツアー」までいろいろな事業構想が浮上 しているそうだ。

 地元住民は大麻合法化をどう考えているのか。現地に10年以上住む日本人女性は「反対です」と明言。

  大麻使用後に車を運転して事故、というニュースは最 近でも目にしており、その悪影響や中毒性に懸念を示す。「自分の子にはそうなってほしくない」というのだ。

  シアトル
郊外在住の別の日本人女性は、「今まで も大麻が簡単に入手できたので、あまりよい気分はしませんが特に驚きません」。夫は米国人で、「自分は使用しないが、他人が使うのは気にしない」と比較的 寛容だ。

  ある米国人女性は、自分は使わないと断ったうえで「合法化に賛成票を投じました」と明かす。アルコールやたばこ同様、大麻にも「気持ちを高揚させる効果 と、健康を害する影響の両面がある」ことから、同じように扱うべきではないかとの考えからだ。

  合法となっている酒でも、飲酒運転で悲惨な事故が起きてい る。それにもかかわらず、大麻の方がアルコールより危険だという見方を押し付けるのは疑問、というわけだ。

  ただこの米国人女性も、もろ手を挙げて「大麻賛成」を唱えているわけではない。

 「ワシントン州在住者は、大麻に関する学習が必要。特に子どもには、健康や 社会への影響を家庭や学校で教えるべきでしょう。運転前には絶対に吸ってはいけないし、企業は社員の出勤前の使用禁止を就業規則に盛り込んでほしい」と主 張する。

  年齢制限の徹底も必須だという。売買や栽培を含め、州議会がきめ細かな法整備を早く実現してほしいと求めた。

  米国では、大麻の入手は比較的簡単だ。前出のシアトル郊外在住の日本人女性は、「学生時代、パーティーでどこからともなく大麻が回ってきた。売っている 人も見かけた」と話す。

  在シアトルの米国人女性も「私が知る限り、米西部では大麻はすぐ手に入ります。違法ですが、使っている人は多い」と指摘した。

  それ でも取り締まりが日本ほど厳しくないのは、より重大な犯罪の捜査に警察の人員が割かれているためとの意見もある。

  大麻の不正使用
が横行するぐらいなら、き ちんと法制化して規制の範囲内で使わせ、税収の確保にも役立てた方がよいとの考え方が、今回の合法化につながったのかもしれない。  


  「大麻ビジネス」「大麻観光」の促進でも、地元の人の意見は分かれた。米国人女性大麻を酒に置き換えて、「シアトルではおいしい地ビールが多いです が、だからといって州を挙げて『シアトルに来て酔っ払おう』という観光キャンペーンを打つのはどうでしょうか」と説明。

 「ぜひシアトルで大麻を」と大々的 に宣伝するのは賛成しかねるようだ。在シアトルの日本人女性は「公共の場でも大麻を吸っていい、と勘違いされると迷惑」と言う。

  特にシアトルに観光や留学 で訪れた日本人が、思い違いしたまま面白半分に大麻を吸引し、健康被害や事故、事件に巻き込まれないでほしいと訴えた。

  一方で、財政難に苦しむワシントン州が税収や観光収入アップの起爆剤になるのではと大麻合法化に期待をかけている面もある。

  シアトル郊外に住む夫婦は 「地元の景気が浮揚して雇用が増えるのはよいこと」(米国人の夫)、「州の厳しい予算の問題を解決する手段にはなりえると思う」(日本人の妻)と話す。

  2012年12月の住民投票で、ワシントン州では合法化賛成が55%、反対45%と僅差の通過だった。それだけ意見が割れているということだ。

  大麻コカインのような「ハードドラッグ」の入り口になるととらえ、心身への影響を心配する意見は根強い。米連邦法ではいまだに大麻の販売や所持を禁じている。

  米 CNNでは「米政府ワシントン州の法律の無効を求めて提訴する可能性もある」と指摘している。』  


  アメリカのワシントン州とコロラド州大麻の合法化が成立。

  日本にも間接的に影響してくるだろう。  

  ワシントン州の最大都市はシアトルアメリカの都市の中でも日本人に馴染みが深い都市。

  メジャーリーグのシアトルマリナーズがあり、かつてはイチロー、大魔神・佐々木、川崎などが所属していた。現在でもマリナーズには岩隈投手が所属している。

 その為か、日本からの留学生も多い。

 シアトルで合法的に大麻を吸っていた若い世代が日本に帰ってきて大麻を我慢できるのかどうか? 

  非合法で隠れて吸っていたというのとは、ちょっと意識も違ってくるだろう。 アメリカシアトルでは合法なんだから、日本で隠れて吸っていても大した事はないし、体にもそんなに影響はないという発想にならないだろうか?

  実際、大麻はそんなに有害ではないと言う意見もある。医療用として使われている大麻は、メリットだってあるのは間違いない。オランダのアムステルダムでも大麻は合法だしね。

  ただ、大麻で味を占めた人間はコカインなどもっと強いハードドラッグに手を出して行く可能性も高いと思う。

  また、大麻は依存性がないという人もいるが、そんな事はないんじゃなかな?  海外旅行者の中で依存しているような人を何度か見てきたからね。 

 大麻オーガニックツアーは、麻薬取締りを強める日本政府にとっては頭が痛いツアーかも。 

  日本でも野生の大麻は生えているし、見学した日本人の観光客の中で、実際の栽培方法を見て隠れて育ててみようという人間も増えるんじゃないかな?  念のため言っておくと、日本では大麻栽培はきちんとした許可が必要だよ。

 いずれにしても、アメリカのワシントン州の大麻合法化がスタートすれば(アメリカ政府が無効として止める可能性もあるけど)、アムステルダムの大麻合法化と違って日本にもかなりの影響が出てくるのだけは間違いないだろうね。

 ただ、これを機会に大麻についても日本人はもっと議論すべきだと思う。

 一般の日本人には大麻は悪いというだけのイメージだけど、大麻には医療用や産業用として利用できる部分も大きいと言われている。麻などは昔使っていたようだからね。

 医療用、産業用としての大麻の価値をしっかり議論し、日本もドンドン利用研究していってもいい気がするんだけど。

 大麻
はとにかく悪いと言う世論の中では、研究するにもハードルがたくさんできて、国際競争力がつかないのは目に見えているよね?

 嗜好品としての大麻禁止と考え合わせ、日本ではどのような規制が本当に必要なのか。

 そういう事を考えるきっかけになれば、アメリカ・ワシントン州の大麻合法化も日本にとっても良い意味が出てくるのではないかなぁ。  

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