台湾の教科書と東日本大震災 | 世界面白ビックリニュース

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東日本大震災後の国際交流

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00000562-san-cn

『【台北=吉村剛史】東日本大震災で巨額の義援金を寄せた台湾に対し、日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)が昨年3月、台湾の新聞などで展開した「感謝広告」が、来年2月以降の台湾の教科書に掲載されることになった。

 採用された広告は、宮城県石巻市の中学生らが、古タイヤを利用した手製の太鼓を打っている場面に、「元気です。ありがとう台湾」と書かれている。

 台湾の教科書出版大手の中学3年生用「公民」の「世界公民の基本素養」の項で、国際社会への関心の重要性を紹介する部分に資料として掲載される。

 震災後、日本は各国の主要新聞に感謝広告を掲載したが、台湾が対象外だったことに批判の声が上がり、民間有志が募金で台湾の新聞に感謝広告を掲載

 震災1年の昨年3月には、交流協会感謝広告やCMを作成し、台湾の新聞に掲載し、テレビで放映した。

 広告は、昨秋、台湾の別の教科書会社が高校の公民教科書に掲載を検討していたが、取り上げ方をめぐって日台双方の思惑が異なり、物別れとなっていた。』

 東日本大震災の義捐金に対する日本の感謝広告が台湾の教科書に掲載される事になった。

 東日本大震災に対する義捐金は世界中からあったが、その中でも台湾の額は巨大だった。 それなのに、他の国の主要新聞に日本の感謝広告が載ったのに、台湾ではなかった事から当初、物議を醸し出した経緯がある。

 民間有志の機転で台湾の新聞に感謝広告を掲載。交流協会台北事務所もそれに続いた。

 東日本大震災の1年後には復興作業報告会なども海外でやっていたようだ。私はたまたまマレーシアのクアラルンプールにある大学で報告していたのを目にした。

 関心がある人は誰でも入場できた東日本大震災復興報告会

 こういう事って非常に大事だと思う。

 もらったらもらったままではなく、そのお金を使ってこんな風に復興作業をしていますよというメッセージを直接日本人が伝えるのは海外では大きな意味がある。

 台湾では日本の感謝広告が公民の教科書に登場するという。 日本と尖閣諸島などの問題を抱える台湾だが、親日と言う点で、中国韓国とは対応が違うね。

 中国韓国、ロシアとの領土問題北朝鮮の核ミサイル問題などで周辺国との関係が不安定になっている今、台湾の教科書掲載は嬉しいニュースの一つだろう。

  東日本大震災は確かに災いだった。その震災は津波、原子力発電所破壊と被害を多くした。今でも避難所生活を強いられている人達が大勢いる。

      災い転じて福となす  

  そんな災いだった東日本大震災をきっかけにして良好な国際交流の一助とする。

 この言葉もっと世界の人に知ってもらって、民間外交、国際交流の役に立って欲しいと切に思う。