中国密輸犯の判決の裏側 | 世界面白ビックリニュース

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中国密輸事件

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120518-00000015-rcdc-cn


 『2012年5月18日、中国・アモイ市中級裁判所は、90年代最大の密輸事件の主犯である頼昌星(ライ・チャンシン)被告に対し、無期懲役の1審判決を言い渡した。新華社通信が伝えた。


 頼被告は1991年に香港アモイなどで会社を立ち上げ、1995~1999年にわたり組織ぐるみで密輸を行った。

 密輸されたのはたばこや自動車、石油に化学工業用の原料と多岐にわたり、その密輸総額は約273億9500万元(約3497億円)に上った。


 さらに頼被告の背後には党幹部や高級官僚など多くの権力者がおり、密輸に加担していた。1999年に事件が発覚すると、頼被告はカナダへ逃亡。カナダに難民申請をし、最後まで受理されることはなかったものの、身柄が引き渡されるまでに12年の月日が費やされた。


 2011年中国に身柄を引き渡された頼被告の裁判は、2012年4月から開始された。このたびの裁判で頼被告は、密輸罪と贈賄罪の罪に問われ、全財産の差し押さえと無期懲役の1審判決を言い渡された。(翻訳・編集/内山)』


 90年代、つまり中国沿岸部がドンドン発展していた時期の中国で、密輸して大稼ぎしていた頼昌星氏の判決が出たようだ。

 頼昌星氏の判決は無期懲役。まあ、それぐらい中国社会に多大な悪影響を与えたという事だろう。

 その後、カナダにいたが、12年間保護されていたようだ。 この大規模な密輸犯の判決もそうだが、、私としては組織ぐるみの犯罪が気にかかる。

 自動車、石油なども大規模に密輸していたという事は、記事にも書いてある通り、共産党幹部や地元の高級官僚のサポートがなければできないことだろう。 それだけ大きな物を頼昌星氏個人でどうこうできるものではない。

 当然、税関警察を含めた見逃しがないとできない業だろう。 恐らく共産党幹部地元の高級官僚はかなりうまい汁を吸っていたはずである。

  その彼らの処分はどうなったのか?


 密輸犯として頼昌星氏を無期懲役にしただけでは、蜥蜴の尻尾きりと同じ。見せしめに一人生贄になっただけだろう。

 密輸に関わって大金をせしめたであろう共産党幹部や地元の高級官僚を処分しない限り、また同じような事件が出てくると思うけどね。