アウンサンスーチー氏 議会で宣誓へ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/myanmar/
『【ネピドー時事】ミャンマーの最大野党・国民民主連盟(NLD)は30日、アウン・サン・スー・チー氏ら4月1日の補選で当選したメンバーが、近く首都ネピドーを訪れて国会に出席し、正式に議員に就任する方針を明らかにした。
憲法改正を求める同党は「憲法を護持する」との文言が受け入れられないとして議員就任に必要な宣誓を拒否していたが、方針を撤回した。(時事通信)』
4月始めに議員になったアウン・サン・スー・チー氏がミャンマーの首都ネピドーで宣誓をするという。 当初は憲法改正をしないと受け入れられないと言っていた。
ミャンマーの憲法では「軍が議席の4分の1を確保し、緊急事態には大統領が軍に政権を移譲することが定められている。」からであろう。
民主化、民主化と騒いでいて、EUなども経済制裁を見合わせるなどミャンマーの変化に国際社会は目を見張っているが、実際は普通の民主国家にはまだまだ程遠いのだ。
以前の軍事政権よりはマシになったというだけで、現在のミャンマーも何かあったら軍に政権を移譲すると言う憲法を残しているから、いつでも軍が力を持てるままにしてあるのが現状だ。
当然スー・チー氏はそれを嫌っていたと思うが、議員に選ばれて何もしないのは、やはりミャンマー国民の期待を裏切る事にもなるからだろう。
何せ、アウン・サン・スー・チー女史の一挙手一投足にミャンマー国民は期待している。ミャンマーの民主化のシンボルとして、また改革のシンボルとして。
ミャンマー国民だけではない。国際社会も抜群の知名度を誇るスーチー女史の行動に期待を寄せている。
その辺の事情が、不満はあるけれどミャンマーの内部改革が先というスーチー氏の判断になったのではないか?
まあ、この間まで非合法とされていたNLDの政党が合法になり、議会に議員を送る。それだけでも、大きな進歩とも言えるからね。
ミャンマーの民主化はすぐにはできない。やはり、時間がかかる。
多くの人がアウン・サン・スー・チー氏に期待をしている。ただ、スーチー氏も既に70歳。
暑いミャンマーでは体調管理にも大いに気を配ってもらわないと、志半ばでミャンマーの改革が挫折してしまう可能性だってある。
それでも、この流れで行けば、ミャンマーへの海外投資も今後増えていきそうだね。
やはり少しでも経済を良くして、ミャンマーの国民の生活向上、教育制度の充実を図らねばならない。
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