http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000028-jij-int
『【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日、米国が急襲作戦で殺害した国際テロ組織アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の家族の声明を掲載した。
声明は殺害を「明らかな国際法違反だ」として、米政府の手法を批判した。 声明は「(ビンラディン容疑者は)武器を持っていなかったのに、なぜ拘束され裁判にかけられなかったのか」と問題視。
「恣意(しい)的な殺害は政治的問題の解決にならない」と訴えた。 』
アメリカ軍の作戦で殺害された国際テロ組織アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン。
そのウサマ・ビンラディンの家族が「アメリカの態度は国際法違反だ」との声明を出した。 ウサマ・ビンラディンが当時武器を持っていなかったのに殺害されたことを問題視しているようだ。
確かに、一般論としてはウサマ・ビンラディンを拘束して裁判にかけるのが正当な筋道かもしれない。
但し、ウサマ・ビンラディンの家族がそれを言うのを認める気持ちにはならない。
なぜなら、ウサマ・ビンラディンが国際テロリストだったからだ。
ウサマ・ビンラディンは今までに何の罪もない人間を多数殺してきた人物である。潜伏していた時も、ビデオなどでアルジャジーラなどテレビを通じてテロを誘発してきた。
その為に何人もの無関係の人々が亡くなったのだ。
そういうとんでもない罪を犯し続けてきた人物である。
ウサマ・ビンラディンの家族も同罪だ。ウサマ・ビンラディンと一緒に暮らしていて、少しでも犯罪を悔い改めるように説得してきたならまだしも、自分達だけ良ければそれでいいというような考えではなかったか?
ウサマ・ビンラディンは最後までテロの実行を説いていたよね。
ウサマ・ビンラディン達は今まで法律など歯牙にもかけず、やりたい放題やってきた。そして、自分達に被害が及ぶようになると手の平を返し、今まで無視してきた法律を楯に取る。
そんな奴らの言い分なんか聞く必要はない。
ウサマ・ビンラディンをはじめとするアルカイダのテロで殺された人はきちんと埋葬されたのか? その遺体の損傷や取り扱いはウサマ・ビンラディンが水葬されたどころの問題ではないだろう。
大体、その亡くなった家族の気持ちはどうなのか?
もし、それがきちんとわかっていれば、ウサマ・ビンラディン家族が恥ずかし気もなく、そんな主張は絶対しないだろう。いや、できないであろう。 正に厚顔無恥。
法律的には裁判にかけて、その間は刑務所で過ごすというのが本当かもしれないが、その間ウサマ・ビンラディン家族を始め、アルカイダの連中は黙って裁判の行方を見守るだろうか? それは100%ありえないだろう。
法律を破って、何人もの犠牲者が出ても、ウサマ・ビンラディン奪還作戦を練るに違いない。
法律を楯に取る事ができるのは、それを遵守しようとしていた人達である。
変な正義感でウサマ・ビンラディンの家族の主張を受け入れるような事になれば、世界は滅亡へと進む。
少なくともウサマ・ビンラディン家族が国際法違反を主張する権利はないと思う。
このニュースを読んで、そんな風に思った次第ですが、みなさんはどうですか?