震災後に野球か否か
http://www.sanspo.com/baseball/news/110314/bsc1103141425001-n1.htm
『プロ野球中日は14日、ナゴヤドームでの17日の広島戦、18~20日の楽天戦を予定通り開催すると発表した。
この4試合は東日本大震災のチャリティー試合として行われ、収益金を寄託し、ドーム内に募金箱を設置して義援金も受け付ける。』
東日本大震災後、プロスポーツは軒並み中止や延期になった。
日本ハムのダルビッシュなどからは「野球をやっている場合か」と言うような発言があった。 確かに、東北に縁のある選手は気が気じゃない部分はあるだろう。心情はよくわかる。
仙台を拠点とした楽天イーグルスや千葉を拠点としている千葉ロッテマリーンズなど被災の影響が多いチームもある。野球どころじゃないという気持ちになる部分もあるだろう。
震災直後にはほとんど全てのスポーツが中止になった。それは仕方がないと思う。
しかし、いつまでもプロスポーツがそうやっているのが果たしていいのか考えてみる必要がある。確かに、東北地方ではまだ余震が続く可能性があったり、福島原発事故の放射能漏れが懸念されていたりする。
けれど、東北や関東以外の他の地域は全然問題ないのだ。
それだったら、プロ野球にしても、サッカーにしても試合を中止せずにドンドンやったらいいと思う。
人によっては「家や家族など全てをなくして悲しんでいる人がいるのに・・」と不謹慎だと思われるかもしれない。
しかし、別の視点から見てみようよ。
僕らが震災の心配をいくらしたところで、被災者の状況は全く良くならないのだ。何かを行動に移さなければね。
だから、プロスポーツはドンドン試合をやって、ファンは球場に足を運ぶ。球団はこの中日のように試合をチャリティーにして収益金を被災者に寄付する。
球場に足を運んでくれたファンには募金もお願いする。そうやって、お金を集めて被災地に送った方が現実的には被災者を助けることになると思う。
また、少しでもプロの選手のプレーを通じて、被災者に勇気や希望を与えることもできるかもしれないしね。
震災地以外の人が自分でできる事を考える。そうすれば、結果としては良くなる。
東京を始め、関東、東北の経済が麻痺した今、それを補うべく他の地域、西日本や九州、四国、北海道が今まで以上に頑張って日本経済を回さなければならない。
被災地に物資を送ったり、義捐金を集めたりするのはとてもいい事だと思うけど、直接的だけでなく間接的にも被災者を応援できる事はあるんじゃないかな?
被災者が悲惨な生活を余儀なくされているのを思うと気が引けるという気持ちはわかるけど、プロ野球やJリーグは試合をやってお金を集め、そのお金で少しでも被災者に必要な物資を届ける方が結果として被災者を応援することになるんじゃないかなと思うんだけど、みなさんはどう思いますか?