今日は面会制限のせいで息子に会えませんでした。
(息子の体調等の理由での制限ではありません)







制限の詳しい理由は追って書こうと思いますが会えない日は不安になります。






寂しくて泣いているんだろうな
なんで会いに来てくれないんだろうて思ってるだろうな
一人でベッドの上に横になっててつまらないだろうな
母親なのに何やってんだろ





仕事して面会に毎日行くのは体力的にしんどいですが、会えない時は息子のことばかり考えてしまって精神的にしんどいです。



結局変な気持ちになってそわそわ買い物へ行ったり、気を紛らわせる為に散歩に出たりして
お昼寝したりぼーっとテレビ見たり本読んだり休んでません。











では本題です。













明け方になり手術が終わって先ほどの脳外科の先生が説明しに来てくれました。








○とりあえず手術は無事に終わった


○ただ通常は血腫が取りきれたか確認する為にCTを撮りに行くはずが、移動しようとしたらバイタルが急激に下がってしまう程全身状態が悪すぎて撮りに行けなかった


○脳が腫れすぎていて骨を外した時点で脳が溢れて?くる程の内圧だった、これから脳圧は更に上がってこのまま脳幹までダメになった場合は救命できなくなる


○更に肺水腫も悪く、一番濃度の高い酸素を送っているがこのまま悪化した場合も救命できなくなる


○ここまで全身状態が悪い中、こちらの病院へ転院できたことが信じられない程奇跡的である


○今日から2週間命が繋がれば生存は可能になる


○全身状態の管理以上のことは病院としてはもうできない、生存するかどうかは息子の生命力次第










とのことでした。


手術後ICUに入り、周りを整える為にまた1時間ほど待ちやっと息子に会えました。






髪の毛が手術した部位だけ坊主になっていて
頭には大きな傷があり包帯でぐるぐるされていて
身体中に様々な管が付けられていて
周りにはたくさんの機械が置かれている中、
息子はすやすや眠っていました。



機械がプシュとなるたびに息子の胸も上下して息をしていました。
吸引器からは未だにたくさんの血痰が排出されていました。







こんな大変な手術を乗り越えて、
いつ心臓が止まってもおかしくない状態になって、
助かったとしても間違いなく寝たきりになってしまった息子。





薬が効いているので痛みや苦痛はわからず、ただ眠っていると看護師さんは仰っていました。







涙が止まりませんでした。
今このブログを書きながらも思い出してまた泣いていますショボーンショボーン






「お母さんのお腹の中に戻ってきても良いよ、全部治してあげるよ」

「大変だったね、頑張ったね、頑張りたいときだけ頑張ったら良いよ」

「早く一緒におうちに帰りたいね」





それ以上言葉が出てきませんでした。








面会は一度に2人までだったので交代で面会しました。

実父、義父は痛々しくてその場にいられないと言ってすぐに出てきました。










この時の実母と会話(記憶がありません、後からあんたこう言ってたよと教えてもらいました)





実母「これから息子を介護することになったら想像もつかないくらい大変だよ」


私「分かってる、それはもう覚悟決めてる。
生きてくれてるだけで充分。障害が残っても生きるって息子が自分で決めたんなら私はそれを応援する。なんだってできる」







後日私がダークサイドに堕ちて泣きじゃくりながら母と電話した時に
こう言ってたんだよ、立派な母親だよ、すごいと思ったよと励ましてくれました。





今でも、この状態は息子がそれでも生きると決めた道だから
親としてはそれを応援することしかできないと思っています。

ただ、頑張れ!とは本人には言わないようにしています。
その代わり、頑張ったねすごいね!や、頑張りたいときだけ頑張れば良いからね!と言うようにしています。


本人の望む通りにしたらいいと思います、
私達の役目はそうなるよう導いたり応援したりするものだと思っています。

この気持ちは息子が重症心身障害児でなかったとしても同じかなあと感じてます。
(経験したことがないのであくまでも想像の範囲ですガーン)










両親たちも面会をすまし、一睡もしていないので帰宅することになりました。




もう思いっきり外は明るくて出勤する人もちらほらいる時間でした。






今まで生きてきた中で一番長くていろいろなことが起こって一番泣いた夜でした。






タクシーで帰ってくたくたでシャワーも浴びずベッドに横になりましたが、
いつもいる息子がいない寝室が悲しくて涙が止まらないし、
いつ心臓が止まってもおかしくない状態で寝てしまうのが恐ろしいし、
息子は今も頑張って生きようとしているのに休む気にならなくて、
全く寝付けませんでした。