連日暑い日が続いていますね。
我が家の庭の野菜達もすくすくと育っています(^ ^)
いきなりですが、
手ごねパンのイメージってどんなですか?
・捏ねるのに力がいって大変そう
・手で捏ねると時間がかかりそう
そんな風に思われている方が多いでしょうか?
実は先日のレッスンで、
生徒さんがこんな事をおっしゃっていました。
「手ごねってもっと時間がかかって大変かと思っていたんですけど、
意外にそうでもなくて、びっくりしました。これなら家でも作れそうです。」
とても嬉しいお言葉です。
そうなんです。
私の教室では、少し変わった捏ね方をしているのですね。
この捏ね方のスタイルになるまでには
本当にたくさんの失敗を重ねてきました。
その試行錯誤の末にやっとこの捏ね方になったのですね。
今日はこの少し変わった捏ね方ができるまでのことを
お話してみようと思います。
どうぞお付き合い下さい。
この記事を書いている人 -WRITER-
手ごねパン教室ポラール:市川 希里絵
パン作りを通して 「成長を実感してもらえること」 「家族に手作りのパンを食べてもらえる喜びを、感じてもらえること」 それらを通して、自分に自信を持ち、自分自身を満たす。 あなたの生活や家族との関係がより良くなり、豊かになるような教室を目指しています。
試行錯誤の始まり
パン作りにおいて、一番大変そうで時間がかかりそうな作業に
捏ねる作業があると思うのですね。
実際、私もこの捏ねに関しては
本当に試行錯誤を繰り返してきました。
私が初めて習ったパンの捏ね方というのは、
生地を台の上に叩き下ろして捏ねる方法でした。
油脂を混ぜずに10分叩きごねをし、
その後に油脂を入れて再び10分叩き捏ねをする。
習い始めたばかりの頃は、まだ子供も赤ちゃんでしたので、
赤ちゃんがいる私にとっては
この捏ねる作業が一番ハードルが高かったのです。
もっと簡単に時間がかからない捏ね方はないか
子供がお昼寝をしていても大丈夫な静かな捏ね方はないか
色々な本を見たり、インターネットで調べては
様々な方法を試してみました。
「この捏ね方いいかも!」と思い
しばらくの間その捏ね方を取り入れてみるのですが、
「なんだか生地が綺麗にまとまらないな」
「時間がかかりすぎるな」
そんなことを何度も何度も繰り返しては改善してきました。
やっと辿り着いた現在の捏ね方
いくつもの方法を試してきた中でようやく
「これだ!」という捏ね方に辿り着きました。
現在の捏ね方に辿り着いたのは
なんとパン作りを始めてから3年程経ってからなんです。
ちょっとびっくりですよね。
自分でも書きながら、驚いています(笑)
その方法というのが、
塩を後から足していき、
生地を休ませながら
生地を捏ねあげていく方法なのですね。
まず、塩以外の材料を混ぜたら
ボールを被せて5分間休ませてあげます。
休ませてあげた生地に塩を揉み込んで
塩がしっかりと混ざったらバターを加えて
捏ねていきます。
捏ね上がりのタイミングをみて再び3分間ボウルを被せてあげます
綺麗な生地が出来上がりました(^ ^)
この捏ね方に辿り着いてからは・・。
ご紹介した捏ね方にしてからというもの
短時間で
力もかからず
静かに
綺麗に
生地を捏ねあげることができるようになりました。
色々と試す中で、
生地を捏ねずに休ませてあげることでも
しっかりとグルテンが作られることが分かったのですね。
そうすると、捏ねている時間も短縮され
休ませてあげている間に
ちょっと何かできちゃったりもするんですよ。
例えば、
洗い物をしたり
茹でたほうれん草に胡麻を和えたり
子供の髪の毛を縛ってあげたり
お化粧したり(^ ^)
たった5分、3分でも
女性にとっては結構貴重な時間だったりしませんか?
あっ!でも決して、そういったことをしたくて
生地を休ませてあげてるわけではないですよ!(笑)
理想とする捏ね方を求めていったら
そういった時間もできてしまった
というわけなのですね(^ ^)
まとめ
今回はパンの捏ね方について
私の試行錯誤などを熱く語らせて頂きました。
こんなに熱く語っておきながら、
もしかしたら、また変わるかもしれません。
でもそれでいいと思っています(^ ^)
それは捏ね方だけではなく、生徒さんに
美味しいパンを作れるようになってもらいたい
もっともっと上手になってもらいたい
と思っているので、
どんどんやり方が変わってもいいと思うからなのですね。
今日のこの記事によって
「手ごねは大変そうだし、私には無理だわ・・。」
と思っていらっしゃる方に、少しでも
「私にもできるかも!」
と思って頂けたらと嬉しく思います。
パン作りを始めた頃の経験を書いた記事です。
良かったら合わせてご覧ください。