梅雨の時期 パン作りで気をつけたい湿度について | 長野県佐久市手ごねパン教室☆ホームベーカリーばかりの初心者さんも20種類以上のアレンジパンが焼けるように

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「自分や家族が好きなパンを、日々の食事を作るように失敗なくサッと作れるようになっちゃう!」

初心者さんでもそうなるために必要な、パン作りのコツをお伝えしています。

 

 

梅雨に入り、毎日愚図ついた天気が続いていますね。

 

 

 

この時期気になるのは湿度です。

 

 

 

パンを作ったことが無かった頃の

この時期の私の悩みと言えば、

 

 

 

「洗濯物が乾かないなぁ」

 

 

 

「髪の毛が広がるなぁ」

 

 

 

そんなことを考えていました(笑)

 

 

 

でも、パンを作るようになってからというと、

 

 

 

「湿度が高くなってくると、

生地の扱いが少し大変になってくるな」

 

 

 

「今日は湿度が高いから水分量を少し減らして捏ね始めよう」

 

 

 

そんな風に思うようになりました。

 

 

 

湿度が高くなるこの時期、

少し前までの季節のパン作りとは

少し生地の扱い方が変わってくるのですね。

 

 

 

今日は、梅雨のこの時期のパン作りで

気をつけたいことについて書いてみようと思います。

 

 

 

この記事を書いている人 -WRITER-

手ごねパン教室ポラール:市川 希里絵

パン作りを通して 「成長を実感してもらえること」 「家族に手作りのパンを食べてもらえる喜びを、感じてもらえること」 それらを通して、自分に自信を持ち、自分自身を満たす。 あなたの生活や家族との関係がより良くなり、豊かになるような教室を目指しています。

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レシピ通りの水分量で捏ね始めると・・。

 

 

先日のレッスンで、生徒さんからこんなお話がありました。

 

 

 

「自宅でパンを作った際に、

いつもよりも生地がベタベタしてまとまり辛かったのですが、

どうしてでしょうか?」

 

 

 

まず、生徒さんにお聞きしたことは

 

 

 

「その日の湿度はどれくらいでしたか?」

 

 

 

ということです。

 

 

 

私の教室では、ご自宅で作る際には

その日の室内温度と湿度を見てから、

パン作りをして頂くようにしているのですね。

 

 

 

生徒さんがおっしゃるには、その日の湿度というのが

 

 

 

70%

 

 

 

だったということ。

この時期には十分ありえる湿度です。

 

 

 

湿度が高くなればなるほど、

レシピ通りの水分量で捏ね始めると

生地はベタベタして、とても捏ねづらくなります。

 

 

 

逆に冬の乾燥している季節ですと、

レシピ通りの水分量だと足りずに

生地が硬くなってしまうのですね。

 

 

 

では、湿度が高いこの時期、

どんなことに気をつけてパン作りをしたら良いのでしょうか?

 

 

 

 

 

水分量を減らしてみる

 

まず、パンを作る日の湿度の目安として

 

 

 

60%前後だった場合、

レシピの水分量から2%減らしてから捏ね始めてみましょう。

 

 

 

例えば、

 

 

 

粉量160gのパンで水分量が104gのレシピだった場合、

100gの水分量で捏ね始めてみる。

 

 

 

粉量200gのパンで水分量が130gのレシピだった場合、

126gの水分量で捏ね始めてみる。

 

 

 

もし、捏ねていく際に生地が硬かったり、

粉っぽさがあったりした場合は

少しずつ水分を足していってあげればいいのですね。

 

 

 

始めから水分が多い状態で捏ね始めてしまうと

生地がベタベタして、なかなかまとまらなくなってしまい、

大変なことに・・・。

 

 

 

そのようになった時に小麦粉を足してしまうと、

全ての配合のバランスが崩れてしまいます。

 

 

 

逆を言うと、水分が少し足りないくらいから捏ね始めても

水分を足していくことはできるので

調節しやすいと言う事なのですね。

 

 

 

 

 

エアコンで湿度をコントロール

 

 

先ほどの生徒さんがご自宅で作られた時のように

湿度が70%になってしまった場合ですが、

 

 

 

このような時は水分調節だけではなく、

エアコンなどの除湿機能を使って

湿度を落とすことをお勧めします。

 

 

 

なぜかと言うと、

やはりあまりにも水分量が少ないパンは

翌日にはパサついたパンになってしまいます。

 

 

 

かといって、湿度が70%もあると

捏ねている段階からベタベタまとまり辛くなってしまう。

 

 

 

ですので、60%前後くらいまで湿度を落としてあげることで

必要最低限の水分量の調節のみで良くなるということなのですね。

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

これからの梅雨の時期は湿度が高くなり

パン作りにおいては生地がベタつき易くなります。

 

 

 

そんな時も焦らないでくださいね。

 

 

 

水分量を調節してあげること。

 

 

 

エアコンなどの除湿機能を使って湿度を下げてあげること。

 

 

 

これらのことを気をつけてあげるだけでも

生地がまとまり易くなり、

パン作りを楽しむことができると思いますよ。

 

 

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

成型時の生地がベタつく・・そんな時は、

こちらの記事でご紹介している2枚重ねの布巾の使い方もお勧めです。

パン作り なぜ生地に濡れ布巾をかけるの?

合わせてご覧ください。