

お互い忙しいながらも雅紀とは順調で会えない日はメールや電話でお互いの気持ちを伝えあっていた。
安心して唯一肌と肌が触れ合える場であった智くんのアトリエの2階へはニノも出入りする様になり行き辛くなってしまった。
部屋に鍵が付いているとは言え雅紀の部屋でそういう雰囲気になるといつ親が帰って来るか、いつ流星が来て雅紀の部屋のドアを叩くかとドキドキもんだった。
そんな時は『早く一人暮らししてーな。』
と毎回思った。
いやいや、雅紀を抱くためだけじゃないけどな。
俺は高校3年の夏前には部活も引退して単位も何とか確保して無事大学へと進学確定となった。
それでカナダ旅行の資金集めを考えバイトを始める事にした。
「俺と一緒にやろうよ。」
と、潤にカラオケ屋に誘われたがどうにも接客が苦手な俺は潤の誘いは断り学校からほど近い学習塾の補助教師として働く事になった。
初めは小学生のクラスを担当した。
「櫻井センセ〜。」なんて呼ばれて恥ずかしかったけれど教えてあげると素直に喜んでその無邪気さが微笑ましくこのバイトの楽しさを覚えた。
「でさ〜みんな櫻井センセと同じ学校が良いって言ってくれてさぁ。めっちゃ頑張ってて良い子達なんだよ。このまま塾の先生になっても良いかな~なんてwww。」
晴れて俺は高校を卒業し大学生となった。
そして4人が潤の働くカラオケ店でそのお祝いを開いてくれた。
「教師かぁ。翔くんなら合いそう。」
智くんがフライドポテトをつまみながら言った。
「でもいろんな生徒がいるし案外大変そうですよ。」
ニノが渋い顔をして言うと
「俺もそう思うよそんな素直な子ばかりじゃないしモンスターペアレンツなんてのもいるんだから。翔くん直ぐキレんのに対応できる?」
「失礼だな。ってか潤、仕事しろよ。」
「今日は俺休みですー。」
「ならちゃんと祝ってくれよ。」
「はいはい。翔くん卒業おめでとう!」
「「「おめでとう!」」」
「ありがとう!」
グラスを合わせて乾杯した。
窮屈な高校生活から卒業した喜びとバイトをして得る収入。充実している日々に俺は少し浮かれていたのかもしれない。
隣りに座る雅紀のその優しい笑顔の裏に潜ませていた気持ちに気付いてあげられていなかった。
.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡
更新が出来なくてごめんね
私もストーリーを忘れてしまったくらい放置してたね
ん〜何を書いていたっけ?🤔
無事に着地出来るかわからんけどものんびり進めてみよう😅そんな風に思ってる次第でございます。
あ〜
最近櫻葉不足だわ〜



ぶいちゃん