あの子は
8時頃、起きてきた。
早い。
「オハヨオ」
「今日は朝から
美容院
ネイル
病院
の予定」
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オケ
夕方。
病院で待ち合わせの
予定だったのに、
時間になっても、
あの子が来ない。
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コネエジャン
少しして、
電話がかかってきた。
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「ごめん!
いろいろずれちゃって。
これからすぐに向かうから、
待ってて」
慌ただしい・・
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今日は
子宮頸がんワクチン
1回目。
9価の「シルガード9」
打つかどうか迷ったまま
時間が過ぎてしまって
気づけば、高3。
キャッチアップ接種対象の
最後の年。
本当に、これが
“最後のチャンス”だった。
正直、不安も大きかった。
重たい副反応が出たらと思うと
怖かったし、
受験を控えたこの時期に、
もし熱が出たら、
体調を崩したら…と考えると、
なかなかあの子に話ができなかった。
「子宮頸がんワクチン、
なんだけどさ。
助成は今年度までらしくてさ」
「(あれこれ)
副反応があるかもなんだけど
どうしよ?」
あの子に話をすると
「あー、そうなんだ。
打つよ」
と、即答した。
その姿に背中を押されて、
私も覚悟を決めた。
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ヨシ
診察室に呼ばれて、
女の先生が
やさしく声をかけてくれる。
「痛いけど、ごめんねえ」
「えぇ……やだなぁ」
少し顔をしかめながらも、
あの子はしっかりと
腕を出す。
「ちくっとするよー」
「いたいー」
「うん、痛かったよねえ」
「このワクチンは、痛いし、高いし、ねえ・・」
先生は苦笑いしながら
あの子の肩を
そっとおさえた。
打ったあと
心配していた副反応は
まったくなくて
いつもどおりで、ホッとした。
母子手帳の
予防接種済みの欄に
HPVワクチンが追記された。
書く欄がないから
病院で紙を貼り付けてくれたよね
打ててよかった。
とりあえず1回目はクリア。
あと2回、
打たなきゃ・・
かまぼこ形のまな板/
使い勝手よさそう!