あの子は

8時頃、起きてきた。


早い。

 

 

 

 

 

照れ「オハヨオ」






口笛「今日は朝から

 

美容院 美容院

ネイル ネイル

病院 病院

 

の予定」

 

 

 

 

 

ニコニコ

オケ

 

 

 

 


夕方。

 

病院で待ち合わせの

予定だったのに、


時間になっても、

あの子が来ない。

 

 



 

真顔時計

コネエジャン

 

 

 

 

 

少しして、

電話がかかってきた。

てへぺろスマホ「ごめん!

いろいろずれちゃって。


これからすぐに向かうから、

待ってて」





慌ただしい・・

真顔

 

 

 

 

 

今日は

 

子宮頸がんワクチン
1回目。

9価の「シルガード9」

 

 

 



打つかどうか迷ったまま

時間が過ぎてしまって

 

気づけば、高3。

 

キャッチアップ接種対象の

最後の年。


本当に、これが

“最後のチャンス”だった。

 

 




正直、不安も大きかった。

 

 

 

 


重たい副反応が出たらと思うと

怖かったし、


受験を控えたこの時期に、

 

もし熱が出たら、

体調を崩したら…と考えると、


なかなかあの子に話ができなかった。

 

 

 

 

 

真顔「子宮頸がんワクチン、

なんだけどさ。

 

助成は今年度までらしくてさ」

 

不安「(あれこれ)

副反応があるかもなんだけど

どうしよ?」

あの子に話をすると

 

ニコニコ「あー、そうなんだ。

打つよ」


と、即答した。

 

 

 

 

 

その姿に背中を押されて、

私も覚悟を決めた。

 

真顔グー

ヨシ

 

 

 

 


診察室に呼ばれて、


女の先生が

やさしく声をかけてくれる。

お母さん「痛いけど、ごめんねえ」

笑い泣き「えぇ……やだなぁ」


少し顔をしかめながらも、

あの子はしっかりと

腕を出す。

 

 

 

 

 

お母さん「ちくっとするよー」

笑い泣き「いたいー」

お母さん「うん、痛かったよねえ」

お母さん「このワクチンは、痛いし、高いし、ねえ・・」


先生は苦笑いしながら

 

あの子の肩を

そっとおさえた。

 

 

 

 

 

打ったあと


心配していた副反応は

まったくなくて


いつもどおりで、ホッとした。

 

 

 

 

 

母子手帳の

予防接種済みの欄に

 

HPVワクチンが追記された。

 

書く欄がないから

病院で紙を貼り付けてくれたよね

 

 

 

 

 

打ててよかった。

 

とりあえず1回目はクリア。

 

 

 

 

 

あと2回、

打たなきゃ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目がハート かまぼこ形のまな板

使い勝手よさそう!