仕事から帰ると、
あの子は部屋にこもっていた。
なんだか、嫌な予感がする。
ドアをノックして、
「ただいま・・」と、言って開けると
「おとうさんの
イライラしている感じが
嫌になって
部屋にいる」
「そっか・・」
リビングに行くと、旦那から
「あいつ、機嫌わるかった？」
と、聞かれる。
ｼﾞｶｸｱﾝﾀﾞﾈ
「ううん、そんなことなかったよ
（わたしには）」
と、こたえる。
いいかげんさあ。。
あの子の取り扱い、学習しなよ。。
あんたのその、
人を嫌な気持ちにさせるイライラがさ、
無意識に出ちゃってんだよ。
でも。
ここでまた言うと、
お怒り
になるだけなので、
何も言わない。
あの子からも「言っておいて」と
言われなかったし。
子どもといい関係でいたいんだよね？
嫌だって言われたこと、
やらないように気をつけなよ。
あー、今日は仕事でつかれたから
早く寝たいな。
家に帰ってきて
もっと疲れちゃったな。
全部めんどくさいな。。。
湯船に浸かりながら思う。
「もう、そろそろ、わたしたち離れませんか」
「わたしをひとりにさせてくれませんか」
あの子の感情と
旦那の感情
そのなかで、ひとりぐるぐる。
ああ。
疲れた。
疲れちゃった。
ひとりになりたい。
