「スマホ見る時間を減らしたいんだけど」
(あのさー
スマホ見る時間減らしたいんなら
スクリーンタイムかければいいじゃん・・)
(それか、コンテナにしまって見れないようにするとか)
・・・なんて、思い浮かんだけど
正論言っても
受け入れてもらえるとは思えず
(なんて言おうかな・・・)と
考えていると
あれれ。
下向き発言が
つぎからつぎへと出てくる・・
あっというまに
不穏な空気が充満
またか・・・
「勉強していたら急に涙がでて」
「もう何もかもうまくいかなくて」
「どうしたらいい?」
「どうすればいい?」
わたしは
どうこたえればいいのか
わからず
黙りこくる。
ちょっともう、
わたし
無理だよ。
今までもこうやって
何度も何度も
何時間も
話してきたけど
毎回
泣いて怒って
平行線のままで
終わるじゃん。
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あなたが
話したほうがいい相手は
わたしじゃないよ。
「うん・・・、ちょっと私には、わからないな」
「・・・病院に電話して聞いてみるね」
と、言って
その場を離れようとすると
「誰も自分のことをわかってくれない!」
「助けてくれない!」と
あの子が
大声をあげた。