~その141~ じっけんぱん? | 【ぱるる?】あのパン屋さんの日記【島崎遥香ちゃん?】

【ぱるる?】あのパン屋さんの日記【島崎遥香ちゃん?】

ワンダCMの〔パン屋さんのぱるる〕から妄想を膨らませた創作小説です。
キャラ設定が似てるかも知れませんが、島崎遥香さま、並びにご関係者さまとは一切関係ありません。

【あのパン屋さんの日記】 
~その141~ 番外編

※!妄想注意!※

ワンダCMの、パン屋さんぱるるから妄想を膨らませた完全なる創作、フィクションです。

名前と顔が似てるかも知れませんが、島崎遥香さま、渡辺麻友さまとは全くもって全然一切関係ございませんm(__)m

ちなみに作者は特に「ぱゆゆ推し」って訳ではありません(;^_^A

※握手会の事件を思い出したくない方は読まないでください

~ここから~

〈maxi〉

まゆゆんの日記

[タイトル] 
♡はるるん♡だいありぃ<256>

2015年5月28日 02:42

[非公開]                                                    {編集する}

この日記も当分つけることないと思ってたのに、半年足らずでまたマクシーを立ち上げることになるとは…

去年の12/8の新センターオーディションに、はるるんが決まってからはマネジャーに徹しようと思って、このはるるんへの溢れんばかりの《ラブ♡ラブモード》を封印して、日記はつけないでいたんだけど…

今回ばかりは自分の気持ちを整理するためにも書かずにはいられない…

あの事件で、はるるんにケガがなくてホッント良かった…

もし、はるるんに何かあったら私、自分でもどうなっちゃうか分かんなかった…

でも、ケガがなかったとはいえ精神的に相当のショックだと思う…

せめてもの救いは、はるるんが犯人が自分の首を刺した瞬間を見てなかったこと…

私はモロに見ちゃったから、ボールペンとかストローとか細長くて透明な物を見ると、脳裏にあの噴水のように脈を打って溢れ出てきた鮮血がフラッシュバックしてくる…

小学生の頃からネットでグロ耐性は付いてた私だけど、画像と生で見るのは全然違った…

あと同時に甦ってくるのが、服に掛かった血の匂いと苦しむ呻き声…

はるるんが私がケガしたのかとカン違いして気を失った時は心底心配したけど、そのおかげで匂いとか呻き声とかを知らずにいれたから返って良かったのかも知れない…

事件の後、考えないようにしようとしても思い出しちゃうし、カウンセリングの先生にも「日記療法」勧められたから、自分の気持ちを整理するために事件に向かい合ってみようと思う…

あの日の握手会は3月に肩を痛めて休んだ分の振替があったから、1部から7部まで殆ど列が途切れることがないくらいの大盛況だったんだよね…

そして、男性とは指先握手とは言え、相変わらず見えない部分にじんましんは出てても、痒みで食欲があまりなくても、はるるんは
「ファンの人から元気をもらってるから大丈夫!」
って私たちには元気そうにしてたけど、実際かなり辛かったと思う…

男性ファンの中には
「無理して握手しなくていいよ」
って握手しない人や
「はるるんに会えただけでも満足」
ってお詫びのショップの割引券を受け取らない人もいたけど、中には
「握手会出来なら辞めれば?」
「じんましんなんてウソでしょ?」
「仮病!」「さぼり!」
なんて言ってくる心ない人もいて、はるるん相当ショック受けてた…

はるるんに
「握手会にはファンの人だけじゃなくて“アンチ”って言われる人も来るんだよ」
って言ったら不思議そうな顔して
「それでもCDを買ってわざわざ私のところに並んでくれたんだから感謝しないと」
なんて健気なこと言ってたのに…

アンチには特に麻有のTシャツ着てるヤツが多かったから、麻有に
「何とかして欲しい」
ってお願いしたら、
「私のTシャツ着て他のレーンに並んでる浮気者いねーかー?」
ってナマハゲの顔マネの写メ付きのメールをファンの人たちに送ってくれたんだよね

そしたら効果覿面!
アンチも殆どいなくなっちゃった!

それでアンチ問題も片付いてホッとひと安心、順調に握手会が進んで、はるるんも慣れて来たのか男性にも少し笑顔が出せるようになって(ただしイケメンに限る!)、長かった1日がやっと終わると思った矢先にあんなことが起きるなんて…

最後の人の順番が来て、はるるんの前に出た途端、はるるんが手を引っ込めようとしてるから
「おかしいな?」
と思った瞬間、犯人が胸ポケットから出した婚姻届の紙をテーブルに置いて、
「僕たち結婚するしかないよ!」
と叫んで身を乗り出し、はるるんの右手を掴んで判子を握らせようとして来たから慌てて間に入って、警備員さんも後ろから剥がしてくれて…

その間も、独り言みたいに
「5年振りに会えたのに!」
「勝手に引っ越しして!」
とかブツブツ言ってたから統合失調症のケがあるのかと思ってた…

この時点で犯人は後ろからリュックを警備員さんにしっかり掴まれて、こっちに来られる心配はなかったんだけど、
「とにかく、この場から離れて、はるるんを控え室に連れてかなきゃ!」
って思った瞬間、犯人が胸ポケットからボールペンの筒だけ(この時はガラスの棒に見えた)を取り出して首に突き刺したとこだった…

スローモーションのように血飛沫がこっちに向かって来て、何とか顔に掛かるのは避けたけど、肩にかなりついてしまって…

はるるんは、控え室に向おうと歩き掛けてたから見なくて済んだけど、私の肩口の血を見たら真っ青になって倒れちゃって…

人が倒れる瞬間って初めて見たけど、何の躊躇もなくそのまま後ろに倒れたから、支えがなかったら脳震盪でも起こしてたんじゃないかってくらいの卒倒だった…

でも、すぐ抱き抱えて、女性の警備員さんからも支えてもらったから、はるるんにケガがなくてホント良かった…

男性の警備員さんがおんぶしてくれようとしたけど、じんましんが出るかも知れなかったから断って、はるるんを椅子ごと控え室に運んで救急車を待って…

はるるんを運んでる間にも、犯人の呻き声や
「はるかと結婚出来ないなら死ぬ!」
「これで目が覚めてくれるね、はるか!」
って叫び声が聞こえて来て、それが今でも耳から離れない…

でも、まさか高校生の時に腕を掴んできた盗撮ヤローがここまでのことをしでかすとは思わなかった…

異物混入は新聞で声明を出してからは一切動きがなかったし、警察のプロファイルでは
「自分だけのアイドルだったはずの小武木さんに対する異常な独占欲の表れで、今回、自分だけに声明を出されたことによって独占欲が満たされ満足したのでしょう。
一応、防犯カメラの映像から人相と背格好をブラックリストには上げときますが、自分は他の人とは違うと思い込んでいる選民意識の強い容疑者は、握手会という他の人が簡単に行けるイベントには参加しないと思われます。
それより、実家や自宅、ホールの出入りに注意してください」
って言われて、ガードマンさんを増やしてもらったりしてたのに…

さっき茅ヶ崎さんから連絡があって、
「容疑者は意識は回復したものの、一生車椅子生活からは逃れられないそうだし、裁判の後は当分は措置入院でシャバには出られないだろうから安心して」
と言われたけど、いつ退院するか分からないし、例え家から一歩も出ない生活になったとしてもネットもあるし、また何をされるかと思うと怖いし、一生はるるんが怯えて暮らして行かないといけないなんて…

そうして、会場から救急車で近くのメンタルケアがある病院に運ばれて数時間後、目が覚めたはるるんが最初に言った言葉が泣くほど嬉しかった…

目が覚めるなり上半身起こして、
「まゆゆん! まゆゆんどこ?」
って私を探してくれて、
「ここにいるよ!」
って手を握ったら、
「ケガは!?
私を庇ってくれたの!?
血が、あんなに!
ごめんなさい!
私のせいで、まゆゆんが!」

って泣いちゃって、私がはるるんを庇ってケガしたんだと思い込んでたから、私、秋友先生がいたのも忘れて、血の付いた服の代わりに着てたJPNのグッズTシャツを脱いで、
「はるるん、大丈夫!
私どこもケガしてないから!
ほら見て!
血なんか出てないでしょ!?」
ってブラ姿で前と後ろを見せたら、
「えっ!? でも、血が!
まゆゆんの服に血が付いてて…」
「あれは犯人の血なの…」
「犯人?
あ、校門で写真撮ってた人!
ケガしたの?」
って聞かれて、犯人の自殺未遂のことを言うべきか迷ってたら担当の先生が入って来られて、慌ててTシャツ着て…

「小武木さんは犯人の血が付いた服を見て失神したんですよ。
お二人も他のスタッフさんにもケガはないので安心してください」
「ファンの方は?
後ろに並んでたファンの方はいたんですか?」
「犯人が一番最後だったそうですよ」
「じゃあ、もう並んでる人はいなかったんですね、良かった…」

秋友先生も会見でおっしゃってたけど、この状況でファンの心配するなんて…

でも、更に驚いたことが、
「犯人の人のケガは大丈夫なんですか?
どうしてケガしたんですか?」
と犯人の心配をしてたこと。

「犯人は元々自傷行為の常習犯で、自分で自分の首に傷を付けましたが、命に別状はありません」
「自分の首に傷!?
何でそんなこと?
でも、良かった……助かったんですね」
と犯人が助かったことにホッとしてた。

私みたいに、
「握手会で死人が出なくて良かった」
っていう世間体での気持ちじゃなくて、心から犯人の命が助かったことに対する喜びの気持ちからだった…

なんて優しい子なんだろう…

一歩間違えたら自分が傷つけられたかも知れないのに…

で、その後は、
「明日のイベントやります!」
「来週の握手会も出来ます!」
ってきかなくて大変だった…

「中止は決定したんですよ」
とはるるんの心と身体を心配して穏やかにおっしゃった秋友先生にも
「勝手に中止にしないでください!」
って食ってかかるし…

担当の先生によると、無意識に恐怖から逃れようと現実逃避をしている表れらしいの…

何か他のことを考えてないと恐怖が甦って来ちゃうから…

それからは、精神安定剤と眠剤で眠ったけど、すぐに目が覚めちゃうみたいで、毎日、充分な睡眠は取れてないみたい…

幕張の病院には精密検査を含めて3日間いて、異常はなかったから後は自宅療養ってことになったけど、自宅やご実家はマスコミに張られてるから昨夜まで私と一緒にホテルに泊まってた…

そしたら、昨夜のさあや姫から
の予期せぬ嬉しい提案
「ママがはるるんに
『うちに泊まってもらったら?』
って言ってるんだけど…」
は正に渡りに船!

あそこならマスコミに感づかれる心配はないし、例え張られても政府要人並みの警備の前にはパパラッチもタジタジだし、お庭にある離れの部屋を丸々はるるんに使わせてもらえるからプライバシーも守れるし、看護師の資格を持つお手伝いさんが数人いるから何かあった時にも安心!

星湖さんは昔、ライブ中にステージに上がって来たファンに襲われて大ケガをされたことがあるから、はるるんの心のケアが自分のことのように心配なんだろうな…

しかも、近くに評判のメンタルクリニックがあって、幕張の病院から紹介状いただけて訪問診療してくださることになったから、更に安心!

ホテルで二人でいた時は、わざと事件や仕事の話をしないで、映画やライブのDVDを観て過ごしてたけど、ずっとそうしてる訳にも行かないし、はるるんと二人っきりなのは楽しかったけど、お互い一人になってじっくり自分と向き合ってみるいい機会かも知れない…

はるるんがこれから芸能活動を続けるのか、それとも引退するのか…

もちろん続けて欲しいけど、今までと全く同じって訳には行かないだろうな…

秋友先生は
「握手会に参加しなくていいから、JPNやソロ活動を続けて欲しい」
「例え芸能活動を引退しても、パンのプロデュースだけは続けて欲しい」
と、おっしゃってくれたけど、
秘書の井桁さんは
「引退なんてされたら、肩代わりした借金はペイ出来ないよ。
プロデュースだけじゃ回収するのに何年かかるかわかったもんじゃないし」
って渋い顔してた…

でも、今は、はるるんの心の回復を待つしかない…

私も眠剤がないと眠れないし、真っ暗が怖いから電気点けて、更に静かすぎると怖いからテレビ点けて、それでも色々思い出しちゃう…

秋友先生には、はるるんが復帰するまでは休んでいいと言われてるけど、私は私ではるるんがいつ復帰してもいいように、はるるんが気持ち良く復帰出来るよう、私に出来ることをやってかなきゃ!

いつまでも休んでられないぞ!

今夜は久しぶりに、はるるんで♡妄想ドリーム♡しちゃおう♪

設定は女子高の「実験クラブ」の先輩♡後輩で♪

はるるんを苦しめる悪い記憶を消すお薬を作っちゃう♪

そして、惚れ薬で、
♪はるかのハートをいただきまゆゆん♡

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~ここまで~

(g+初投稿15.08/03)

■画像は、まゆの妄想のイメージシーンです(*^^*) 

まゆゆん
『ふふふ、、、
記憶を消す薬と私への惚れ薬がやっと完成したわ、、、
これで、はるかは私のモノ♡』
はるるん
『まゆ先輩ったら、かき氷のシロップ作るのにそんなに真剣になっちゃって可愛いなぁ♡』

{9DE3FFE6-F4C2-4742-B9B9-63A135E7562B}

+12(一般公開のみ)


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