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- ニックネーム:チャイルドセラピーメッセンジャー☆マリリン
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- 50代(アラフィフからアラカンへ!)二児の母です!昔は小学校教師をしていましたが、いろいろあって今は...続きを見る
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このブログの中で、
何度かご紹介している
マンガ「バラ色の聖戦」の最新刊が
先日、発売されました
※以下、ネタバレありです!
30代の二児の母真琴が
ひょんなことからモデルとなり、
「母」や「妻」としての枠を超えて
一人の人間として
成長していくというストーリー。
このマンガを読むたびに、
子どもを大切にしながら
自分のやりたいことも
あきらめない!
子育てもするけど、
仕事もする!
という女性たちを
とことん応援したく
なってしまうんですよね
真琴がモデルという仕事を通して
「妻」としての枠を超えたとき、
「成長しようとする妻」と
「成長しようとしない夫」との間に
修復不可能な価値観のズレが
生じ始めます。
家庭を守るために
一度はモデルの道をあきらめ、
夫が望むように、
専業主婦に戻った真琴ですが、
どんなに家庭が大切でも、
どんなに子どもが大切でも、
モデルをあきらめることで
心にぽっかりと空いた穴を
埋めることはできなかったのです。
親友美鈴の死をきっかけに
自分らしく、悔いのない人生を
生きていこうと決意した真琴が
選んだ道は、モデルへの復活、
そして、夫との離婚でした。
夫から見ると、青天の霹靂!
「養ってもらって
楽なはずなのに、
どうしてそんなことを言うんだ!?」
と真琴の気持ちを
全く理解することができず、
簡単に離婚に応じようとしません。
挙句の果てには、
「離婚しても、親権は渡さない!」
とばかりに、
強引に住民票を移し、
転校の手続きをするという
強硬手段に打って出ます。
それでも、真琴の決意は
揺るぎないもので、
「モデルとして成功して
子どもたちを連れ戻して見せる!」
という固い決意のもと、
ついにCMのオーディションに
合格するのです。
しかし、夫の気持ちは
全く変わらず、
「たった一つCMに出たぐらいで
子どもたちを養うことなんて
できないだろう!」
と取りつく島もありません。
ここで、真琴にとっては
意外な人物が救世主(?)となります。
夫の母です。
これまで、夫と一緒に真琴を非難し、
孫の面倒を
全面的に引き受けていた姑ですが、
数日に一度、
実家に顔を見せるだけで
子育てを任せっぱなしの息子に
だんだんと疑問を抱くようになっていきます。
母親を恋しがって
なつこうとしない孫の世話は
年老いていく姑にとって
楽なものではありませんでした。
何よりも、孫たちにとって
この状況は幸せと言えるのか?
自分が脇役として
子育てを協力することと
子育ての責任を
すべて負うことは
全く意味が違うのです。
「子どもたちを
真琴さんに渡したほうがいいと思う。」
という本当の思いを
息子に対して告げたとき、
この母親の
本当に意味での子離れが
始まったのではないか…?
そんな気もします。
一方の息子は
頼りにしていた母親に
子どもの世話を拒否されると、
もうお手上げ!
最初から、
自分の手で子どもを育てようとは
全然思ってなかったんですね。
お金を稼ぐことだけで
父親の役割を果たしていると
思い込んでいる。
せめて、この夫が
「クレイマー、クレイマー」
のダスティン・ホフマンのように、
慣れない家事・育児に
真正面から全力で
取り組もうとしていたなら、
真琴との関係を
立て直す可能性も
少しはあったかもしれない。
そうしなかったことで
この夫は
自らを成長させるチャンスを
棒に振ってしまったんでしょうね。
このダンナ、第1巻から
「ヒトさまのダンナだけど、
(しかも、マンガだし(笑))
張り倒したい!」
って大嫌いだったけど、
こうなると、
もう哀れというか、
愚かというか、
「もう救いようがないな。」
と苦笑するしかありません。
いつの日か
自分自身の愚かさに気づき、
人間として成長する日が
来るのだとしたら
「離婚」は彼にとって
意味のある「卒業」だったと
言えるのかもしれませんが……。
結婚する以上は
離婚はしないほうが
幸せなのかもしれないけど、
お互いの成長を喜び、
一人の人間としての輝きを
認められなくなったとき、
「結婚を卒業する」
という選択肢は
決してマイナスではないと
私は思っています。
「子どもがかわいそうだから
離婚はしない。」
という選択肢も
あるのかもしれないけど、
私が子どもの立場だったら
きっと嫌だろうなぁ……。
読むたびに
いろんなことを
考えさせられる作品です。
離婚と子育てと
女性の生き方を巡る問題については、
まだ話したりないところもあるのですが、
今日はこの辺で
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こうなると、いくら話し合っても、
平行線でしかなく……。
結婚した以上は、
できれば、離婚はしないほうが
現在も連載中の作品ですが