最近また音楽を聴くようになっています。
THE QUARTET
ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ジャック・デジョネットという、
マイルス・デイビス・グループに時期は違えど在籍したことのある、
それぞれが単体でも素晴らしいミュージシャンによるライブ。
東京国際フォーラムにこの前行ってきました。
またもやキース・ジャレットとのコンサートと比較してしまいました。
というよりキース・ジャレットのコンサートが基準点というのが悔やむべきか、幸せな事なのか。
すごく気持ちよい、テンション(緊張感)の高い、そしてその状態を楽しんでる状態がとても心地よかった。
なぜか気持ちよい演奏を集中して聴いていると眠くなる。
きっとα波がたくさん出てるからだろうなと思いながら。
そして、同じように会場中にはα波が満ち満ちていたと思います。
マイルス・デイビスあんま知らない、なんてどこのモグリだという感じですが、
少なくともウェイン・ショーターのサックスはうーん、どうなんだろうと感じてしまいました。
それはそれで良いのだけど、素晴らしくレベルは高いのだろうけど、
フュージョンぽいというか、ジャズのグルーブより、ファンクのグルーブに近い気がしてそこが気になりました。
あと2曲目。とても緊張感のあるピアノをハービーが弾いていたのですが、
咳払いの連鎖反応が・・・集中できませんでした。。
個人的にはジャック・デジョネットの力強いドラミングが聴けて、満足でした。
こんな感じに叩くんだと少し驚き。キースでのデジョネットしか知らなかったので。
そしてロン・カーターとデジョネットのコンビがかなり気持ちよかったです。
そんなライブ評です。
青木カレンさんの[KAREN]が良いです。
なんとsmells like teenage spiritをジャズカバーしてます。
メロディーの音程を微修正してとてもかっこ良いナンバーになってます。
というより、この曲の良さが再発見されたような
全体を通して聴いてみると、ヴォーカリストとしてのセンスはかなりありますが、
声量や発音など細かく気になるところがあったり。もう少し、という感じです。
sotte bosse。canaちゃんのボーカルがほんとに良いですね。
知らない間に前作と前々作のセールスが70万枚を超えていたことを知りました。すごい。
これも再発見アンド再定義ですね。
今からtom waitsのお勉強です。
この前初めて聴いたのですが、場末のバーで歌っているようで素晴らしかったです。
やはり上の世代がしつこく良いというものは、良い音楽である事が多い気がします。
それとも単に僕が年を食ったのか。
