命を紡ぐ為に、あるいは断絶を望み、国境を行き交う思想
縁取られた四季の静寂に、誰一人として振り向く者はいない
全てが同じで、全てが一つで、全てを踏み鳴らす、その名は冒涜
有り余る富に身を委ねるのであれば
僕は朽ち果てた叙事詩の一節となって、佇んでいる事だろう
運命の虜となった瞬間、心身ともに腐食する、貴方を待ちわびている
黒く澄んだ瞳は、その黒い肌を捉えて離さない
長い歳月をかけ、石は磨かれ、言葉は放棄される
そうしているうちに、嵐は過ぎ去っていたのだ
一心不乱な感情は、種と亡骸の腐食によって
見るも無残に溶け出し、自身に残された罪と善良を知る
その名はフィーリング
不吉な会合の中、出会った偽善者達の記憶と重なる
宝石に反射する条約が、僕の心を切り刻むのだ
白日の下に曝される、あらゆるエゴも、思想も、悩みも、腐食する
運命の虜となった瞬間、心身ともに腐食する
黒く美しき輝きの中で、僕の価値観は腐食する、貴方を待ちわびている
「作者のコメント」
毎晩酒飲んで、買い出しする為にお店とか行く訳です・・もう深夜なんで
するとインドあるいは、フィリピンか、バングラデシュ・・・
そういった雰囲気の女性の方が接客されてるんですね
もう明らかに日本人ではないです、顔の彫りが深いですから、妙に緊張しましてね
何かそのシチュエーションも相まって、酷く心を揺るがすものがあった
以前、「永遠の回帰」といった表現をしたと思うんですが
その根源的要素とのダブルミーニングに、妙にしっくりくるなと
この心情を言語化したいとオモった時に、正直戸惑いはなかった
OK理解してくれてありがとう(該当者ゼロ)
これは移民の歌でも、人権活動でもない、僕自身の素直な気持ちなんだ