ゴールデンイヤリング「詩」 | Underground Session

Underground Session

最深部で見た夢

ホラ吹きの精鋭達、暴力を捨て、今日も大気を切り裂く
彷徨う鉄の魂、その輪郭はぼやけ、日々は稼働する
クラウド上の兵達による行進の如く
僕はゴールデンゲートをただ見つめている

光が当たる前に、頼りなさげな示唆を捨て去り
鳴り止まぬ音を止め、火の粉を上げる
それは理論上、仰け反っている
黄金比率をただ見つめている
終幕の雨を待ちわびる群衆
これは運命ごと切り裂く事象
力なき栄華、野望なき閉塞
繫栄なき束縛、そこに僕はいない
歪んだ意識を正すのは銀幕の世界
自由になれる言葉を問いただす君の世界
ゴールデンイヤリングをただ見つめている

 

 

「作者のコメント」

ピュアなジャズなんかを聴きだすと、無性に言葉を並べたくなりますね・・・

これは自己陶酔ではなく、何らかの規則性に基づいている

それを今回、黄金比率と呼んでみたくなったのは単なる気まぐれで

所詮は誰かの横顔に過ぎない