座間事件を幼児教育の観点から考えてみる | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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子どもの生きる力を育み、

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

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【座間事件を幼児教育の

   観点から考えてみる】

 

今日は最近、世間を震撼させた事件を

取り上げて私の考えを書いていきます。

 

”座間事件”という言葉を

知らない人は少ないと思われるほど

近年に例をみない事件が発覚しました。

 

とくに被疑者に対しては

同情の余地もありませんし

話題にするつもりもありません。

 

私がこの事件で注目した点は

被害者の若者たちです。

 

この事件は

未来ある若者が突然

誘拐など自分では予想もできなかった

犯罪に巻き込まれたというものではなく

 

自分たちから被疑者と

接点をもっている点が

私は気になりました。

 

そして、この接点を持ったという点も

ただ友だちとして繋がっていた

というわけでもなさそうで

 

少なからず

”死にたい”

”世の中が生きにくい”

と若者たちが感じ

そこから被疑者と接点をもっているのです。

 

まだまだ未来のある

若者たちが

 

なぜ、そう感じてしまうのか

そういったものにすがってしまうのか

 

と、私は幼児教育に関わる者として

思わずにはいられません。

 

そして、”生きる力の弱さ”を

彼らから感じてしまうのです。

 

 

人間としてして生まれ成長していく過程で

全てがうまく物事が進んでいく人は

マレです。

 

様々な辛い経験、嬉しい経験

そういったものを体験し

大人になっていきます。

 

もちろん、大人になってからも

ずっと死ぬまで続いていくことです。

 

私自身も思春期と呼ばれる

多感な時期。

 

今から振り返っても

順風満帆なことはなく

二度と地獄のように感じた

女子高時代には戻りたくないと

思う経験をしています。

 

きっと多少の差はあっても

皆さんいろんな経験はしているはず。

 

 

でも、生きる力が強ければ

生き抜いていけるし

人間にはその力があると

私は生命力豊かな子どもたちをみていて

確信しています。

 

では、どうしたら

生きる力は強くなるのでしょうか?

 

これが正解というものは

ありませんが

私の考えはこうです。

 

 

①幼児期からたくさんの経験をすること

②失敗をたくさんすること(失敗から学ぶ)

③成功体験をすること

④一人でできた!やれた!という達成感を味わうこと

 

こういうことに尽きると考えています。

 

①幼児期からたくさんの経験をすること

 

これは、なんでも経験になります。

山や海に行く自然体験もそうですし、

レジャー施設に行くのも

家でお手伝いをすることも

お友だちや兄弟とケンカをすることも

祖父母と交流することも

日曜大工をすることも。

絵本を読んだり、読み聞かせてもらうことも。

 

たくさんの経験が子どもたちの

こやしとなることでしょう。

 

②失敗から学ぶ

 

なかなか親御さんの心情としては

お子さんが失敗しないようにしないようにと

先手を打ってしまいがちです。

 

その気持ちはとても良く分かるのですが

でも失敗からしか学べないことは

たくさんあり

とくに子どもたちにとって

失敗体験はとても大切なことです

 

失敗を全くしないで幼児期を過ごした子は

お子さんが大きくなり

親が全てをフォローしきれなくなったときに

小さな失敗や挫折で心が折れやすくなって

しまうと想像ができます。

 

子どもたちは体験を通して

身体をつかって学ぶことを

決して忘れてはいけません。

 

③成功体験をする

 

こちらは分かりやすいですね。

失敗体験と同じ位

成功体験も子どもたちの心の糧になります。

とくに、

今までできなかったことができるようになった!

失敗し続けていたことができた!

といった経験は1度で成功した体験よりも

より子どもたちの心を強くしてくれます。

 

④達成感を味わう

 

これは一人でやれた!できた!という

体験でしか本当の達成感は味わえないと

自分自身の経験からも感じています。

 

もちろん、人の手助けあってのできた!も

達成感はありますが

一人でできた時の

達成感は格別なものになります。

 

細かく書けば

キリがありませんが

以上のような体験を通して

子どもたちの心は強くなっていくように

長年子どもたちを見ていて

私は感じています。

 

 

最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

所長 酒井沙彌香

 

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