子どもはできて、大人はできなかった | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

初めましての方はこちら

 

【子どもはできて大人はできなかった】

 

 

 

たまたま観た、テレビの番組に

釘付けになりました。

 

その内容は

親子に様々な変顔の画像をみてもらって

それをマネしてもらうというもの。

 

それだけなら

ふーんと思うだけなのですが

 

最後に出てくる人たちは

身体が不自由な

障がいのある方の変顔。

 

 

さて、親と子ども

それぞれどんな対応をしたと思いますか?

 

親は表情が固まり、マネをしない。

子どもは言われた通りマネをした。

 

念のため誤解のないように書いておきますが

 

この実験に協力した下さった

障がいのある方は

無理やりさせられたのではなく、

かなりノリノリでマネされたい!と

思って撮影に参加されたそうです。

 

その後に参加した親子に

インタビューをしていました。

 

親側は

失礼に値するのではないか。

子どもはマネをしてしまったので恥ずかしい

教育が足りなかった。

と発言をされていました。

 

一方の子ども側は

楽しかった。

「障がいのある方を可哀想だと思う?」

という質問に対しても

「思わない」とこたえています。

 

 

子どもたちに障がいのある方たちを

どうやって理解していってもらうのか?

ということは難しい話題であり

慎重に行う必要はあると

私も思っています。

 

でも、私は子どもたちの感覚の方が

自然で曇りがなくて

その人をその人として

捉えていると思っています。

 

障がいがあるかないか

なんて子どもたちは思っていません。

 

ありのままを受け入れています。

 

 

むしろ、大人たちが

マネをできなかったのは

自分とは違うといった

思いがあるからではないでしょうか?

 

 

ただ、時として純粋であるが故に

子どもは残酷になることもあります。

 

 

そして、そういったことも含めて

私たち大人は子どもたちに

伝えていくべきことはあります。

 

 

でも、ただ

「指をさしてはいけません!」とか

「マネをしてはいけません!」とか

何か腫れものにでも

触るかのような対応をしていませんか?

 

 

それでは、子どもたちに

触れてはいけないこと

自分たちとは違う人

といった考えを与えてしまい

兼ねません

 

 

そうではなくて、

どうしてそういう人がいるのか?

 

マネをすることが失礼に値するのは

どうしてなのか?

など、しっかりと伝えていく必要があります。

 

 

クラスなどで障がいのある

お友だちなどがいると

身近に一緒に育っていくので

子どもたちの理解も良いのですが

 

そういった機会がない場合は

大人が伝えていく必要があります。

 

 

最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

所長 酒井沙彌香

 

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