所長 あいさつ | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

現役幼稚園教諭が
子どもたちと関わる中で感じたことや想いなど
子どもたちのことを多岐にわたって発信しています。

 

子どもの生きる力を育み、

心を育てる教育を真剣に考える研究所

 

所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

 

 
研究所 所長の想いと題して
二部構成で記事を書きましたが
 

 

所長に就任して

皆様へのご挨拶をしておりませんでしたので

この場お借りして挨拶をいたします。

 
 
image
 
皆様、あらためまして
 
子どもの生きる力を育み、
心を育てる教育を真剣に考える研究室
所長の酒井沙彌香(さかい さやか)です。

 

本日は所長あいさつと題しまして

当研究所ができるまでの

歩みを伝えていきます。

 

 

【ずっと大好きだった幼児教育の世界】

 

私は年の離れた姉のいる

末っ子として生まれた環境もあったのか

物心ついた頃から

自分よりも年下の子のお世話をするのが

大好きな世話焼き娘でした。

 

その気質は成長してもなくなることはなく

小学生の高学年での将来の夢は

”幼稚園の先生になること”でした。

 

大学進学の進路を決める際も、迷うことなく

子どもたちの世界と関われる学部を志望しました。

 

大学での専門的な幼児教育の学びを深めたことで

さらに幼児教育の世界にはまりこみ、

幼稚園教諭として就職しました。

 

大学時代から子どもたちと関わり始め

約10年間で0歳~10歳までの子どもたち

約500人以上と関わってきました。

 

その間にも幼児教育が好きな気持ちは収まることなく、

常に”より良くするためには?”を考え

いろいろな幼児に関係する資格をとったり

独学で研究も深めました。

 

 

【初めて抱いた夢】

 

大学で幼児教育の学びを深めていた頃

本当にいろいろなことを知ることが

新鮮で楽しく、

様々な教科を時間の許す限り取っていました。

(内心では、どれだけ科目をとっても学費は同じなので

たくさん取らないともったいない!という貧乏性な気持ちもありましたが笑)

 

その中で衝撃を受けた授業が

”デンマークの教育機関の話”だったのです。

 

 

その当時は北欧の幼児教育の知識も

なかったので本当に衝撃的な話でした。

 

その日を境に北欧の幼児教育に興味を持ち

独自に研究するようになりました。

 

 

そして、おぼろげながらその時

北欧のような

そして自分が理想とする教育機関を造りたい!

と思ったのが後の研究所の前身となるわけです。

 

【現実を知り、夢の断念・・・】

 

 

大きな夢を抱いて、私は大学卒業後

迷うことなく幼稚園に就職をしました。

 

当初の予定では

数年間幼稚園で修業も兼ねて実地経験を積む。

 

そして、その後北欧などに留学して経験を積み

帰国後、教育機関の創設に尽力するというものでした。

 

しかし、現実は甘くありませんでした。

 

教育の現場に出た私は現実を目の当たりにします。

 

どれほど、その園に立派な理念や

創設者の強い想いがあったとしても

 

実際に子どもたちと関わる先生たち次第で

解釈も変われば、

方針も変わると・・・。

 

また、同僚や先輩たちを見ても

幼児教育にかける熱い想いを持って仕事を

している人がいませんでした。

 

ただなんとなく、

仕方なく仕事をしている。

 

そうしないと、生活ができないから。

 

そんな無言の声が

聞こえてくるようでした。

 

その事実に直面した時

私は自分の中に芽生えた小さな夢の芽を

自ら摘み取ってしまったのです。

 

今から考えれば

何か行動をしたわけでもなく

ただ、逃げたしたわけです。

 

あまりにも大きな夢だったこともあり

挑戦しない理由を自分の中に探し

それを理由にして投げ出したのです。

 

今言えることはひとつだけ

 

あの頃は若かった・・・

 

そして、私は別の方向に舵を切ったのです。

 

【幼稚園のプレスクールの先生になる】

 

 

結婚を機に幼稚園を退職し

その後はベビーシッターや子育てボランティア

ファミリーサポートなどを

経験を増やすためにいろいろなことに

挑戦しました。

 

そして地元のプレスクールで先生として

仕事を始めることに・・・。

 

 

その頃になると幼児教育を通して

お母さんたちと関わる年数も6年程が経過し

子育ての悩みや子どもとの関係での悩み

ストレス、不安、イライラ、モヤモヤなどを

聴く機会も増えていきました。

 

そして、自分の大好きな子どもたちの

笑顔を増やすためには

お母さんたちを笑顔にしていくのはどうか?

 

と考えてお母さん支援の方向へと

シフトチェンジをすることにしたのです。

 

【なかなかうまく行かない暗黒時代】

 


 

お母さん支援に!と思い立ち

シフトチェンジするものの

なかなかうまくいきませんでした。

 

今から考えれば当たり前のことで

私は幼児教育のプロ

つまり子どものプロであり

お母さんたちのプロではないんです。

 

育て経験もない私にとって

お母さんたちのプロを目指す!なんて

土台無理な話だったのです。

 

でも、その頃の私は必死すぎて

そんな簡単なことにも

気が付くことができませんでした。

 

当然のころながら

自分の中でもしっくりくることはなく

起業の支援を受けるも

なかなか結果がでることはなく

 

焦りと不安ばかりが募ることになりました。

 

 

【がむしゃらでも良いから

    頑張っていれば道は開ける!!】

 

 

 

気が付けは、

私はがむしゃらに必死になって行動をしていました。

 

でも思うようにいかず、

心も体も疲れてきていました。

 

そんな時にある縁でつながった方から

子どもに関わる仕事をされる方々と関われる

交流会に誘っていただき、初めて参加しました。

 

その時の嬉しかった気持ちは

言葉では表せません。

 

参加された皆さんは

それぞれの分野で一生懸命

子どもたちのことを考え行動されていました。

 

そうです、私の出会いたかった

子どもたちのことを真剣に考える

熱い想いを持った人たちに出会えたのです

 

また、あの時がっかりした

”子どもたちのことを真剣に

 考える熱い人なんていない”

という哀しみが消えた瞬間でもありました。

 

その日から私の中で

何かが変わり始めました。

 

そして、その交流会の後日に個人的にお会いした

ある方との対談が

この研究所をはじめるきっかけとなったのです。

 

その方もご自身の経験を踏まえ

様々なことを乗り越え

今の活動をされていました。

 

そして、熱い想いをしっかりと抱き

自分の確信した道を

コツコツと地道に進まれていたのです。

 

自分の想いをしっかりと明確にして

自分の信じた道を進む勇気。

 

そして、心の底から

楽しみ真剣に取り組む姿勢。

 

そして、その方の生き様が

私の何かを変えてくれたのです。

 

【ついに研究所が誕生する!】

 

 

再び自分自身と対話を進め

自分の得意なこと

自分が叶えた願いを

しっかりと見つめなおしました。

 

そして、一番大事なことにも

気が付いたのです

 

それは、

”自分自身が心の底から楽しめることで

人の役に立てることをする”

ということ。

 

今までの私は

とにかく何か役に立ちたい!

という気持ちが強すぎて

自分のことを見失い

そして結果として苦しくなっていました。

 

それでは長持ちしませんし

本当の意味で人の役には立てないのです。

 

そういったことに気が付いたとき

研究所の開設はすべてのことが

クリアになる画期的なことだったのです。

 

私の願いは

大好きな子どもたちの役に立つこと。

そして、子どもたちの笑顔を増やすこと。

 

私の得意なことは

長年の幼児教育の学びと

実際の経験。

 

これらの2つを組み合わせると

幼児教育の機関を創設すること

 

そして、イベントの企画を通して

親子が全力で楽しめるものを提供すること

 

それらは

私自身も心の底から楽しめるものであり

なおかつ、人の役にも立てることです。

 

この研究所はたくさんの夢を

詰め込んだものなのです!

 

そして、今私はとっても楽しいです♡

 

毎日、ワクワクしていますし

新しい企画が次々と沸いてきます。

 

きっとこうやって

所長である私が毎日ワクワクしながら

楽しく活動を続けていれば

きっと、たくさんの人にこの活動が広がっていき

子どもたちの笑顔が増えること

間違いなしだと信じています。

 

長くなりましたが、最後までお読みくださり

ありがとうございました。

 

今後とも研究所をよろしくお願いいたします。

 

 

所長 酒井 沙彌香