ウソをつくのは悪いことだ。
子どもにそう言っていないだろうか。
だとすると、親である私たちもウソをつくべきではない。
皆さんご存じの通りサンタクロースに関しては、時として我々が頭を抱える難問が飛び出すものだ。
そこで私が考え出した、サンタクロース難問の回答をまとめておく。
「うちエントツないやん?ヤバイやん?」
「大丈夫、近年の住宅事情に鑑み、ヤツは換気扇から侵入する技術を習得している可能性が高い」
「魔法でおもちゃ出すなら、25万のレゴでも大丈夫なはずやん?」
「ふつうのおりこうさんが1万円のプレゼントがもらえると仮定しよう。君は今年、25人分もおりこうさんだったと自信を持って言えるかな?」
「世界中のこどもに、一晩でプレゼント配るとか不可能やん?」
「1500年以上生きているサンタは、すでに人外の存在であり、人の理解の及ぶところではない。既存の物理法則にあてはめようとしても、うまくいかないだろう。」
「サンタさんってほんとにおるん?」
「ひとつ言えることは、パパは一度たりとも本物のサンタを見たことがない。しかし毎年プレゼントが来るんだから、そのような『はたらき』が存在することは間違いない。その『はたらき』を、人々はサンタと呼ぶのではないか。」
「ほんとはパパがサンタなんやろ?」
「それでは逆に聞こう。もしそうだとして、いったいパパにどんなメリットがあるのか。『でかい・うるさい・高い』おもちゃばかり頼むし、正直に言うと迷惑している。それをパパが喜んでやるかどうか、考えれば分かるだろう。」
ポイントとしては、「ウソは言っていない」というところだ。
ひとつの参考として、誰かのお役に立てるとうれしい。