浜幸のケーキ
生クリームが食べとうなって、浜幸(注:高知の菓子舗。お土産菓子、生菓子とも扱う)へ行ってケーキを買うてきた。苺の載ったショートケーキを母の分と合わせて2個、さらに食べたいき、フルーツのタルトを1個。果物の載ったがは、おいしいきねえ。東京にはいろいろ有名なお店もあって、1個が1,000円近うもするようなケーキも普通に売りゆうけんど、子供の頃から馴染んだお店のがは、やっぱりえいねえ。浜幸のケーキは数年ぶりやと思うけんど、生クリームが記憶にあるよりずっとおいしかった。ふわっと軽うて、甘さはかなり控えめやった。紅茶入れて食べたら、ほんとにおいしい。さて、浜幸というたら、記憶にあるがは包装紙。昔は生菓子を買うたら、白い箱に詰めて、上に包装紙を斜めに掛けて紐でしばってくれたがよ。包装紙は灰色の地に白い女の人の絵で、子供心にうんと特徴的なかった(特徴的だった)。東郷青児さんという有名な画家の絵よ、と親が教えてくれたけんど、何でケーキの箱にこんな包装紙ながやろう、女の人はケーキとちっとも関係なさそうなに、と不思議に思いよった(思っていた)。新宿の損保ジャパン本社に、東郷青児美術館があるで。うんと近いにまだ行ったことないけんど(笑)。その包装紙はもうないなって(なくなって)、箱に絵が直に印刷されちょった。