靴選びの意識 | チャイルドケアのお話

チャイルドケアのお話

~チャイルドケアという命の伝え方~

チャイルドケア講座への資料請求やお問い合わせの中で寄せられた
ご質問・レッスンの特徴、チャイルドケアの考え方などをまとめてみました。

赤ちゃんの足の骨はとても柔らかく、いわゆる軟骨の状態から成長と発達に伴い骨化をしていきます。

足の全部の骨がきちんと骨化するのは4歳を過ぎる頃で、最終的に足の骨の形成が完成するのは18歳頃と言われています。

 

つまり、足を完成させるには人生の4分の1近い年月がかかります。足は様々な健康障害に関係すると言われていますから、この時期に足の土台形成をきちんと行わないと、人生残りの4分の3にトラブルを抱える可能性も高くなります。

 

 

赤ちゃんには、まだ体重を支える足のアーチ(土踏まず)は見られません。歩くことが活発になり、明日を使うことが多くなる3~4歳頃からアーチの形状が発達しはじめ、歩いたり、走ったり、飛んだりという運動機能ができる6~7歳頃には大人と同じようなアーチに近づきます。

つまりこの時期までは、足の形成について注意が必要ということです。当然靴選びも慎重にならなくてはいけません。

 

ドイツは世界の国々の中で、もっとも健康に対する意識が高く、靴に対する関心も高い国です。ドイツ製の靴は単純に品質やデザインが優れているだけではなく、「健康」を意識した設計がなされているそうです。疲れにくい・歩きやすい・足にトラブルが出ないということは、ドイツの靴選びでは当たり前のことのようです。

 

 

例えば、足にタコができたとして、日本では「これは足に合わない」とその靴を履かずに、もっと自分の足に合う別の靴を探す人が多いと思います。もしくはたくさんの絆創膏をつけて我慢しながら歩いたり、体を曲げながら歩いたりするかもしれません。

 

ドイツでは、できたタコが足に問題があるのか、あるいは歩き方に問題があるのか、診断を受けられる整形外科があるそうです。診断により足に合った靴を診る整形外科靴マイスターという国家資格者のいるお店で靴を選んだり、補整してもらうことができるそうです。

 

足がある程度形成される6~7歳頃までは、定期的に足の発達の診断を行い、足の形成に必要な靴や補整の器具に対して保険が適用される場合もあるそうです。

 

日本でも、こういった意識をきちんと見習いたいですね。価格やデザインで決定される日本の靴選びの習慣を、今こそ見直す必要もあるでしょう。

 

 

~Child care~
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