人として筋が通っていないことには妥協せず、自分の信念を貫き通す。
そんな親父の性質を物語るエピソードをご紹介しました。
私に対する数え切れない叱責も、筋が通っていないと親父が判断したからこそ。
特に弱いものをいじめたときには、ことさら厳しく叱られました。
そして最も身近にいた弱いもの、それは6歳年下の弟です。
とはいえ、言うまでもなく、親父の信念が世界の真理であるはずがありません。
振り返れば、同意できることが多いのは事実ですが、今でも首を傾げたくなることも…
多種多様の価値観が共存している、それがこの世界というもの。
ですから後に、私と親父は大きな衝突を生むことになるのですが…
それでは、話を弟に戻しましょう。
弟は生まれつき体が弱かったこともあり、家族は過敏になっていました。
おそらく親父から一度もビンタされたことはないはずです。
雲泥の差とは、まさにこのこと。
毎日のように食らっていた私が、理不尽と感じたのは無理からぬことでしょう。
弟が家族の愛情を独り占めしていると妬んだのは、もっともなことでしょう。
そのストレスを学校で発散していたわけですが、もちろんすべては解消できません。
結果、家に帰ってそのホコ先を弟に向けていたわけです。
けれども、暴力を振るったり、体を傷つけたことなどは誓ってありません。
嫉妬しているとはいえ、6歳年の離れた、たった一人のかわいい弟ですから。
まぁ何をしていたかといえば、詰まるところ、こどものいたずらです。
たとえば…
寝ている弟の鼻の穴をティッシュで作ったこよりでくすぐったり…(笑)
目を覚まして泣かれたら、ほどなく親父のビンタが飛んできますからスリル満天!
寸止めのテクニックが要求される、非常に高難度ないたずらです。
でも、毎日繰り返していたら、弟は鼻を悪くして、確か病院に通っていた気が…(汗)
本当にごめんなさい、弟よ!
