「オレは悪くない、絶対に悪くない…」

 

理不尽な親父に対する熾烈な怒りが、轟々と音を立てて燃え上がります…

 

 

「悪いのはあいつだ…」

 

辛うじて私を踏みとどめていた何かが、粉々に砕け散ってしまいました…

 

 

このときからです…

 

親父と口を利かなくなったのは…

 

 

とはいえ、中学生の頃といえば、思春期における反抗期の真っ只中。

 

親に対して反発することは、決してめずらしくないでしょう。

 

 

ところが、私の場合はその期間が少々長かったのです…

 

 

中学1年から大学1年の夏休みまで、実に6年間…

 

親父と一言も話していないのは、嘘偽りのない事実です…

 

 

もちろん私は完全に無視でしたが、その一方で親父も話しかけてきません…

 

 

「この親にしてこの子あり」

 

本来は優れた性質の継承を表す言葉ですが、親子共々、我が家はとにかく頑固です…(汗)

 

 

なので高校受験や大学受験に際しても、両親には一切相談などしていません。

 

「オレはこうする」と私の意向をおふくろに伝えただけ。

 

 

そしておふくろにも事ある毎に、「うるせえ、くそババア!」でしたが…(汗)

 

 

今になって振り返れば、反抗するにもほどがあります…

 

お金がかかる東京の私立大学に行かせてもらうのに、伺いさえ立てていないのですから…

 

 

裏を返せば、私の選択に対して両親は何ひとつ反対しなかったということ。

 

自分が親になってつくづく痛感しましたが、なかなかできないことです。

 

 

でも、そんな両親の秘めた思いが、当時の私には分からなかった…

 

そしてこの6年間の断絶が私という存在に、多大なる影響を及ぼしたことは無論です…