人として筋が通っていないと判断すれば、容赦なく私を叱咤する親父。
叱られるたびにストレスを溜め込み、反骨精神が高まっていく私。
そしてついに決定的な出来事が起こってしまいます…
今になって思えば、起こるべくして起こったのでしょう。
この世界を創った大いなる意思が、親父と私に大切なことをわからせるために。
それでは苦い記憶の一端をひも解いていきます。
あれは中学1年のとき。
どういった経緯で親父に叱られたのか?
詳細はもう忘れてしまいましたが、弟が関係していたことは間違いありません。
けれども、これだけは憶えています。
もしかしたら叱られずに済むかもしれないと、ほのかな期待を抱いたことを。
つまり私の感覚からすれば、至って些細ないざこざだったのです。
ところが…
親父という問屋がそうは卸しません。
さも当然と言わんばかりに、その日もビンタが飛んできました。
まぁ毎度のことですから、いつも通りに受け流せばよかったのです。
また明日学校に行って弱きものにストレスを発散し、自分を取り戻せばよかったのです。
これまで散々してきたように…
ところが、このときだけは、それができなかった…
いまだに私もわかりません、その理由は…
前述の如く、そうなるべく導かれていたのでしょう…
それまでに感じたことのない思いが私の心に湧き上がってきました…
理不尽な親父に対する熾烈な怒りが…
「オレは悪くない、絶対に悪くない…」
暗黒面のフォースが私を手招きしています…
「悪いのはあいつだ…」
