バイトを辞めて その後 | 貧乏ワン仔のブログ

貧乏ワン仔のブログ

ブログの説明を入力します。



バイトを辞めたことを専門学校時代からの友人に伝えた。


その友人は専門学校を出て、

地方公務員の試験を受けてメラメラ消防士メラメラになっていた。



その日、友人の仕事が終わったら、どこか飲みに行こうビールということになった。


二人で飲みながら、バイトを辞めようと思った経緯から、これからの事を話した。


二人ともスキー仲間(彼は今はスノボスノーボードもやっている)が、

今シーズンはスキー場スキーに行けるほど暇じゃないという。 

なんせ新人だから休暇や有休は思うように取れないかもしれないのだとか。


ワタシはどこかのスキーリゾートに行くつもりだが、その間の仕事や生活の不安を漏らして


数時間飲み食いして 「また会おう」と言って友人と別れた。


3~4日してその友人から電話があった。


なにやらワタシの話を誰かにしたらしく、


「仕事を紹介してくれるかもしれない」 というので、


「誰か」 を含めて3人で会うことにした。


後日、待ち合わせ喫茶店の場所を指定され、ワタシは先に着いて2人を待っていた。


10分くらい後に友人と一緒に、

ワタシ達より10かそれ以上年上の女性が来た。


何も聞いていなかったため、内心「女性だったのか」と少し意外に思った。


喫茶店内でワタシをみつけた友人が「お~ぃ!」と言いながら手を上げ


こっちに近づきながら一緒の女性が名刺を用意し、ワタシの前で名刺を差し出した。


今となっては何でもない行動だが、21歳のろくな社会経験も無いワタシには


名刺をどう受け取っていいのか どうすれば恥じないか戸惑いながら名刺を受け取った。


今までバイトしか経験がないから自分には名刺なんていうかしこまった物は持ち合わせていない。


一応、名前だけ名乗ってから、名刺の名前と会社名を見て、

何の会社だろうと考えた。


仮にここでその女性を 前田さん と呼ぶことにして


注文したアイスコーヒー 3人分がきた途端、前田さんは名刺に書いてあった会社の紹介や


前田さんがやっている仕事や売っている商品や、社内での地位や立場を


A4サイズの白紙を数枚取り出して、そこにメモや文を書きながら説明をはじめだした。



ワタシはなんだか 音譜ワクワク音譜 しながら話を聞いていた。


難しい理屈や理論はワタシにはわからない。


だが、1ヶ月のうちに5人以上に33万円以上の商品を買ってもらうことで


月収45万円貰えるようになるというのだ。


しかも、買ってもらった5人がまたさらにお客さんに同じ額の商品を売ったら、


なんと自分が直接売ったわけではないのに、十数%のマージンが入るというのだ。


そしてそのお客さんがまたさらに違うお客さんを連れてきて商品を買ってくれたら


ワタシにも数%のマージンが入り・・・・



しかし、そのためには最初にワタシがその会社の33万円ほどの商品を買わないと


マージンを得る権利は無いらしい。


ここら辺からワクワクな気分から一転して、

アレ? アレレ? ちょい待て、 ちょっと待ってくれ、

  Y(>_<、)Y


買わせる? ΣΣ

33万円もの買い物、させちゃう気? ΣΣ


もう、 お気づきのかたには


「あぁ・・・アレかぁ・・・」とわかったと思うけど、



そう、


アレです。


ネットワークビジネスというやつです。


なにやら 「ML と書いて

マルチレベルマーケティングとも言うらしいのですが


有名どこでは、隠語で 午前の道とか言われているとかいないとかの


   アムウェイ




前田さんアムウェイの人ではなかった。


アムウェイのような外資系ではなく、

日本で生産した商品の、日本の資本の会社だという。


で、いったい33万円以上もする商品って、どんな品物だよぉ・・・カゼ と思った。

 

動じないようにしていたが、少し顔が引きつってくなっていたかもしれない


自宅のキッチンの水道や風呂場のシャワーに付けると、浄水以上の効果を発揮するという

活水器というやつで、キッチン用と風呂場用と、あとは活水器の中身用の交換フィルター数本と、

あとなぜか分からないが、アトピーやニキビも治るという洗顔石鹸と化粧水とクリーム。



てか、 「もしかしてマジで33万円もの買い物、しなきゃダメなの?!」 と

変な脂汗が出てきていたのを覚えている。


消防士の友人は、前田さんの話をニコニコしながら聞いている。


おい!! おーい! 助けてくれ!

オレのが引きつっているの、わかるだろ???!!!

と、目線で助けを求めてもニコニコして前田さんの話しを真剣に聞いている。


そしていきなりワタシのほうを向いて消防士くんは

「33万円一括で買おうなんて俺も思わなかったぜ。 分割払いっていうのがあるだろ? 1ヶ月 1万1千円づつの支払いでいいんだぜ。 5人に売ることは簡単さ。 それ以上の客を連れてきたら月収なんて60万円いくかもしれないんだぜ。 お前だったら33万円なんてすぐ払い終わるさ。」


こともあろうに勧めてきた!!

       Σ(=°ω°=;ノ)ノ



ワタシはアトピーでもなければニキビ顔でもない。

うちには母親がマメにフィルター交換しているクリンスイが蛇口についてある。


こんな高額な買い物したくないし、

てか興味ない物だしぶっちゃけいらね~。 (´д`lll)


どうしよう!


どうやって断ろう! 



・・・・・・・つづく