原子力発電
原子力発電
地球温暖化防止のための化石燃料に代わるエネルギー源の選択の一つに原子力発電も含まれている。
原子力発電とは、原子核反応時に出るエネルギーを利用した発電のことを指し、現在日本では、総発電電力量の30%~40%を占めているエネルギー源となっているのだ。
原子力発電はエネルギー効率が抜群に良く化石燃料に代わるエネルギー源としては十分すぎるほどの発電方法だ。
しかし、原子力発電はその危険性から安全の確保や高レベル放射性廃棄物の処理などいくつもの解決すべき課題を抱えてるのが現状のようだ。
また、世界的には原子力発電について、エネルギー源としての原子力の利用を削減・廃止していこうとする考え方と、エネルギー源としての原子力の利用を今後も追究していこうとする考え方があり、さまざまな議論を呼んでいる。
原子力の利用を削減・廃止していこうとする考え方示す主な国としてスウェーデン、ベルギー、ドイツなどが挙げられる。
逆にアメリカや日本はエネルギー源としての原子力の利用を進めていこうという動きが強い。
しかし、2008年7月の洞爺湖サミットの事前調整では、原油価格高騰への対応策として原子力発電の拡充を世界的に推進するという合意がサミット後の宣言文に盛り込まれるなどの動きがあり、原子力発電を反対していたスウェーデンなどの国が地球温暖化対策の観点から原子力発電に対する見直しを始めている。
バイオ燃料
バイオ燃料
自然エネルギーと同じく、二酸化炭素排出量規制や化石燃料枯渇問題の対策として、注目されているのがバイオ燃料だ。
バイオ燃料とは生物体の持つエネルギーを利用したアルコール燃料、その他合成ガスのことを指す。
現在のバイオ燃料は、大規模農業地域で栽培されているトウモロコシやサトウキビのしぼりかすを利用して作られている。
バイオ燃料は下記のようにサイクルする。
①トウモロコシやサトウキビを栽培
②植物繊維からエタノールをつくる。
③エタノールを燃料に混ぜて、自動車を走らせる。
④自動車を走らせるために燃料を燃やせば二酸化炭素が発生する。
⑤植物は排出された二酸化炭素吸収し成長していく(トウモロコシやサトウキビを栽培)。
バイオ燃料は直物が二酸化炭素を吸収して作った資源のため、二酸化炭素の排出量はプラスマイナスゼロということになる。
これを「カーボンニュートラル」と言う。
このように化石燃料のように資源が減っていくのではなく、循環させることで永久に使えるようにしようとしているのがバイオ燃料だ。
しかし、トウモロコシやサトウキビなどのバイオ燃料となる植物の栽培や輸送でエネルギーを使う必要があるため、上記循環は実際は正しくないという見方もある。
また、トウモロコシやサトウキビをバイオ燃料として使う場合、それらの食糧価格が高騰するとの批判も上がっている。
化石燃料に代わる代替エネルギー
化石燃料に代わる代替エネルギー
二酸化炭素を多く排出する化石燃料に代わる代替エネルギーの開発が急がれている。
20世紀後半以降、世界中の政府や企業、研究期間は新しいエネルギー技術の開発に力を入れている。
特に注目を集めているエネルギー技術は、バイオ燃料やサーマルリサイクル、燃料電池、水素エネルギーの開発そして自然エネルギーの有効利用だ。
なかでも自然エネルギーの利用は、エネルギー資源とするものが自然が生み出す力であり、それは無限と言えるので、最も重要視されている。
自然エネルギーを生み出す、太陽光発電・風力発電・地熱発電・波力発電などの研究開発が進められている。
風力発電は、安定した西風が吹くドイツやスペインといった国で盛んとなっている。
しかし、日本の場合、風向きや風力が安定しないという問題がるため、事前に十分な風力風向の調査をしたうえで建設計画を進めないといけないことから、建設までに多くの時間を要し、なかなか普及しないのが現状のようだ。
代わりに、日本では太陽光エネルギーの利用が得意とされており、大規模太陽光発電施設「ソーラーアーク」などが建設されている。
また、一般家庭でも太陽光発電システムを取り入れるところが多く見られるようになってきた。
しかしまだ、太陽光発電ではエネルギーの変換効率や、太陽光発電システムにかかるコストなどが問題となっている。
