草戸稲荷神社、福山市 | 史跡散策

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古代からの歴史や史跡散策が趣味です。
プロフィール写真は、備後・福山城

 芦田川の河畔の明王院(旧常福寺)の鎮守として大同2年(807)に祀られ

と伝わる福山市草戸町に鎮座する草戸稲荷神社を訪れました。

     写真①は芦田川の法音寺橋上からみた遠景です。 

 

     写真②、芦田川支流の瀬戸川にかかる稲荷橋 

 

     写真③、稲荷橋から草戸稲荷神社をみる。 

 

    写真④、稲荷神社の全景、拝殿の上に本殿があり珍しい!!  

 

  写真⑤、本殿は、元は拝殿の奥にあったが昭和の改築で上部に 

 

 写真⑥、本殿を右下から見た処で、拝殿の上にある本殿はオーバーハングして造られている。(正面からは気がつかぬ!!)

  右側には八幡神社が祀られている。

 下図は草戸稲荷神社の場所で、明王院の北約300m、JR福山駅の 

西南約2kmの地点にあります。

 昔は芦田川の中州に鎮座していたが、度重なる洪水で流失して、寛永 

10年(1633)に備後福山藩初代藩主・水野勝成によって現在地に再建 

されたそうです。 

  

  写真⑨、芦田川支流の瀬戸川堤から背後の愛宕山を見た処です。 

 

 <ご参考>

①祭神、宇迦の魂神、大己貴神(大国主命)、保食神(うけもち) 

②当神社は京都伏見稲荷大社系の日本三大稲荷と称す。 

③社伝では、807年に空海さんが常福寺の鎮守として祀った。

    (空海さんと稲荷神の関わりは京都・東寺に伝わっている) 

④福山市内では初詣参拝者が最も多く、広島県内では2番目に多く 

  40万人が訪れている。(福山市人口 約 47万人) 

 

  <参考資料>

草戸稲荷神社・社務所発行、森本繫著備後の歴史散歩(上)