長門一宮、住吉神社/下関市 | 史跡散策

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プロフィール写真は、備後・福山城

 壇ノ浦から北へ約5kmの所にある下関市(長門国豊浦郡)の長門一宮の住吉神社を初めて訪れました、大阪の住吉大社、福岡の住吉神社と共に日本三大住吉神社と云われている神社です。

 写真は大鳥居です。

 次の写真は、大鳥居を過ぎた所の神池かかる神橋と紅葉

 次の写真は、楼門前の石段と楼門

  次の写真は、拝殿前から見た楼門です。

 

 次の写真二枚は拝殿と本殿で、桧皮葺きの本殿は五社殿を連結した珍しい九間社流造という室町時代初期の建造で国宝になっています。

 最初の写真の左端の第一殿は住吉大神、その右の第2殿は応神天皇、拝殿の後ろの第3殿は武内宿禰、次の写真の右端の第5殿は建御名方命(諏訪明神)、その左の第4殿は神功皇后が祀られている。 

 住吉神社に建御名方命を祀ってあるのは珍しい!! 

 

 次の写真は拝殿前より東神門からの下りの脇参道です。

 脇参道から参道に戻りますと青銅製の一対の狛犬さんが見送りしてくれました、元々青銅製だったそうですが昭和18年3月に大東亜戦争の時に軍需物資として徴用され、代わりにコンクリート製で複製されていた物を戦後70年を期して往古の姿に復元されたそうです。

 下図は、長門一宮・住吉神社の概略位置です、壇ノ浦の北約5km、JR新下関駅の東約1kmの所です。

 

  昨秋、福岡市、糸島市、宗像市そして下関市の古代遺跡や神社を訪れ

ました時の投稿は今回で終了します。

 

    ご訪問頂きありがとうございました。

 

 

 <ご参考>

①創建は、神功皇后が三韓征伐の神恩による戦勝を感謝して筒男命

  三神の荒魂を祀られたと伝わる。

②国宝の本殿は応安3年(1370)当時の長門守護の大内弘世が再建。

 重文の拝殿は天文8年(1539)戦国大名の毛利元就が寄進する。

③延喜式では名神大社

 神階は天安3年(859)従五位下 → 寛平3年(891)正四位上

 明治44年に官幣中社

 

<参考資料>

 住吉神社由緒、現地説明板

 Wikipedia 住吉神社(下関市)