京都インクラインから大文字山 | 昼下がりのビンカミノール

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新コロナ禍で自粛生活のつれづれに、思いつくままブログに書いています。
友人たちも時々投稿して楽しんでくれています。
観点が異なるので、多重人格と思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
安心してください。

 地下鉄東西線の蹴上駅を出発。

「ねじりマンボ」と呼ばれる赤レンガ造りのトンネルを潜りインクラインに進みます。

 

 

  ねじりマンボ(斜めのトンネルの意)

 

 桜にはまだ早く、満開の時期には人混みでごった返すインクラインも人影もまばら。

 

 

  インクラインの桜並木

 

 桜もようやく芽吹き始めたようで、冬が温かかったため今年は開花時期が早まると期待されていましたが、ここの所の寒さで例年通りの開花になりそうです。

 そんな中で一本だけ咲き始めた木がありました。

 

 

 

 

 

 若葉が赤く花と同時期なので、オオヤマザクラかも知れません。

 どなたか桜に詳しい方、教えてください。

 

 蹴上という地名の由来となったと伝わる義経地蔵。

 

 

 

 ここは本願寺の水源になっています。

 

 

 

 インクラインを進み大神宮橋を渡り日向大神宮の参道を10分ほど登ると日向大神宮の鳥居が出てきます。

 

 

  大神宮橋

 

 京都で最古の神社と言われ内宮の主神は天照大御神。

 

 

  日向大神宮

 

 

  日向大神宮内宮

 

 参拝をして山道を登って行くと尾根筋に出ます。右に行くと伊勢遙拝所がありそこから伊勢神宮を遙拝することが出来ます。

 

 

  道しるべ(右 伊勢神宮遙拝所 左 京都トレイル)

 

 大文字山へはそこを左に折れ、滑りやすい露岩帯を登って行くと峠に出ます。

 そこは七福思案所と呼ばれ、七方向からの道が合わさっています。

 

 

  七福思案所 (大文字山へは右の赤い横断幕の下の道を行く)

 

 赤い横断幕の下を進むのが大文字山への登山道。

 南禅寺や山科に下りる道も合流しているので間違えないようにしたい。

 

 インクラインからこの七福思案所までは参拝時間も入れて30分。

 

 そこからは所々山科が見え、快適な山道が続きます。

 

 七福思案所から一時間の登りで、大文字山四辻に出る。

 京都トレイルはそこを左に折れ、哲学の道の方に下るが、そこを真っすぐ10分ほど登ると大文字山山頂に到着。

 

 

  大文字山山頂

 

 途中粉雪が舞い始め山頂では本格的な雪に変わった。

 

 

 

 

  白い小さな粉雪が吹雪いているのがみえるでしょうか

 

 三月の下旬とは言え、この時期の天候の変わりやすさは要注意です。

 低山の方がみぞれ交じりになってくるので、却って危険な場合があります。                    

 

 山頂からは京都の南半分が見え、遠く大阪のビル街が望めます。

 丸太を横にした椅子やテーブルがあるので昼食休憩には格好の場所です。

 

 

 

 そこから下ること30分で、大文字の送り火で有名な大の字の中心部に出ます。

 意外と急な坂道があり、登りより下りの方が脚力が必要です。大の字からの下りも含め

昔の若者は登山用のスティックがあった方が安全です。

 

 大の字の中心部からは、大の字の右の払いの階段を下り急な山道を霊鑑寺の方へ下りました。

 途中、法然院や銀閣寺に下りる道もあり、迷わないようにしたいものです。

 霊鑑寺は後水尾天皇が創建された門跡尼院で、哲学の道の東になります。

 

 蹴上から霊鑑寺までゆっくり休憩を入れ3時間半の快適なトレッキングでした。

 

 折よく四条河原町の高島屋で「上村松園の三代展」をやっていたので覗いてみました。

 

 

 

 四条河原町の裏通りに「築地」という昔からのクラシック喫茶店があります。

 アンティークな家具に囲まれた雰囲気の良い喫茶店です。

 山の疲れを癒すにはクラシックを聞きながらの珈琲が一番です。

 惜しむらくは、禁煙ではなく分煙もしていないのが残念です。

 

 

  「築地」(お客さんが写らないように一部分だけ)

 

 煙草の煙を気にしない方は一度訪れてみてください。