人生クライマー | 昼下がりのビンカミノール

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新コロナ禍で自粛生活のつれづれに、思いつくままブログに書いています。
友人たちも時々投稿して楽しんでくれています。
観点が異なるので、多重人格と思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
安心してください。

 映画「人生クライマー山野井泰史と垂直の世界」を見てきました。

 ヒマラヤ・マカルー西壁などの世界の壁に、単独、無酸素、未踏ルートにこだわって挑戦し続けてきた山野井泰史のドキュメンタリー映画です。

 

 ギャチュンカン登頂後、壮絶なサバイバルで手足の指10本を凍傷で無くしますが、それでも岩壁登攀に挑み続ける姿が映し出されます。

 どうしてそこまでして挑み続けるのか、多くの岩壁登攀家が若くして帰らぬ人となって行く中で、彼はどうして生還できているのか。

 

 山が好きな方、人生とは何かと考えている方に見ていただきたい作品です。

 テアトルシネマグループのシネ・リーブルで上映中です。

 

 

  (人生クライマー ホームページより)
 

 彼はそれまでの登攀姿勢が評価され、登山界最高の栄誉と言われる「ピオレドール生涯功労賞」を2021年にアジア人で初めて受賞しています。

 もっともそんな賞を受賞するために登り続けたのではないでしょうが、かのラインホルト・メスナーなどと肩を並べることになり、「極限への挑戦」が世界の岳人に評価されたということでしょう。

  「他の人は好きでなくても、私が好きだ」という彼の独白は心に刺さります。