4/14 面会に行った叔母から電話があり、
「今日は自分で名前を言った!」と喜々として話してくれた。
叔母と一緒に喜んだ。
時々言葉は出ていたものの、自分の名前を言ったのは初めて。
とても嬉しかった。
その2日後の4/16、私と夫が面会+介助指導を受けに行くと
PTさんに促されて母は歌を唄った!
『春が来た』と『チューリップ』をたどたどしい言葉だけれど唄ってくれた。
途中、何度か「あはは~」と笑いながら(笑)
私も一緒に唄って笑った。
母は歌を聴くのは大好きだが、人前で唄うことはない。
だから照れくさくて笑ったんだ。
ほんの少しずつだけど、回復している母。
ネットでいろいろ調べると、気落ちしてしまう内容も多いけれど
こんな記事も見つけた。
一度損傷を受けた脳などの中枢神経は再生しないと言われてきており、脳卒中や頭部外傷などにより脳が損傷した場合、その脳領域の担う機能は永続的に損なわれると考えられていました。
しかしながら、その一方で運動療法などのリハビリテーションによって失われた機能をある程度は取り戻すことができることが報告されています。
リハビリテーションを実施することで神経可塑的変化を誘導し、残存する脳領域の機能局在や神経回路を変化させ、失われた機能をある程度取り戻すことができると考えられています。つまり、脳梗塞で指を動かす脳領域が損なわれ、手首を動かす信号を出せなくなっていた神経細胞がリハビリテーションによって指を動かす信号をまた発することができるようになるわけです。つまり、神経可塑性を促進するリハビリテーションのような介入をすることにより脳損傷後の回復がより良くなると考えられます。
(日本脳科学関連学会連合『脳は傷ついても回復する?』より抜粋)
母は86歳。超高齢者と呼ばれる年齢だけど、諦めないでいよう。
PTさんとOTさんに自宅で出来るリハビリも教えてもらった。
できるだけ傍に居て、たくさん話しかけよう。
母が唄っているところを動画に撮ったので、毎日のように繰り返し見ている。
これを見ると自然と笑顔になり元気が出る。
お母さん、今度は私の名前を呼んでほしいな。