こんにちは ゆきちです
訪れてくれてありがとうございます



日曜日に
我が家の木から実を収穫しました
15 年目にして初めての収穫です
実を頂いて
この木と過ごした15年を振り返ると
教わったことがたくさんあると気づきました

恵は
実だけじゃなくて
木と共生したからこその学びと
収穫のよろこびを味わえること
だと感じました

今日はそんなお話です





我が家のベランダには
植木鉢が2つ
万年青(オモト)と柑橘系の木です

今回は柑橘系の木に実をいただきました

あらためて
その実のグリーンの深さに
命の輝き✨を感じます
自然の恵みに感謝です


この柑橘系の木はね
昆虫好き🦋の我が子にと
彼の父親が
小学校入学のお祝い🎁に贈ってくれました🌳

木の名前は忘れてしまいましたが
夏みかんの一種
(本当に夏に実をつけた〜!と今更 笑)
我が家にきて15 年になります

来た時には20 センチくらいだったのが
いまや高さはワタシの目線くらい
幅はワタシが両手を軽く広げたくらい

ズボラなワタシはこれまで
水やり以外にお世話というお世話はしておらず
冬になって枯れ葉を除けたり
枯れ枝の先っちょを少し切ってみたり
お米の研ぎ汁をたまにあげる程度
いずれもワタシの気分次第
ある意味、無農薬の自然栽培です


この木を通して知ったことがいくつもあります

例えば
アゲハ蝶🦋は
その幼虫が柑橘系の葉を食べて育ちます
成虫🦋は子孫繁栄のために
柑橘系の木の葉に卵を産みつけます

我が家の木も
いつからかその営みの一部となり
狭いベランダの片隅の
こんな小さな木にも
生態系があります

毎年、夏になると
アゲハ蝶がベランダにやってきて
葉の上に米粒の三分の1くらいの白い卵を
一度に10 個ほど産みます
卵から生まれた幼虫は
葉をムシャムシャ パリパリ シャキシャキと
音をたてて食べます
この音、夜中や早朝にベランダでぼんやりしていると聴こえてくるのですが
生きる意欲、力強さ、わんぱくさを感じる
好きな音のひとつです

幼虫は何度か脱皮をし
白黒の縞模様から緑色のムチムチボディに変わり
そのあとサナギを経て成虫🦋になります
同じ夏に旅立つ🦋子がほとんどの中
年に1〜2匹は越冬するサナギがいます
越冬した子は翌春旅立つ🦋のですが
ちょうど暦の上の啓蟄であったりして
昆虫は暦なんて知らないのに
と自然の能力に感心します

そうやって旅立った子🦋たちが
産卵に戻ってきているのか?
木があるベランダは4階なのですよ
よくこの木があるのがわかるなぁ
とまた感心

ある期間は
幼虫の数が20 匹ほどになることがあるのですが
それをスズメたちが捕食しにくるのです
幼虫を護るためにネットをはろうかと考えたこともありました
けれど自然の営み 生態系のこと
ワタシのようなお馬鹿な人間には
到底考えも及ばないことがあるのだと思い直し
水やりに徹することにしました

スズメは梅雨の合間に捕食にきて
そのとき必要な分だけを摂る
決して人間のように欲張らない

幼虫20 匹が葉を食べ続けると
夏の終わりまで葉が保たない
スズメが幼虫を捕食することにより
葉を絶やさずに冬を迎えます

野性はこうやって自ら生態系を維持し
共存共栄をしていることに
感動しました


サナギから成虫になるタイミングは
晴れの日を選んでいるようで
本能というものに感心します

捕食を免れサナギにまでなったとしても
すべてが成虫となり飛び立てるわけではなく
殻を破って出てくる過程で羽根を傷つけて
飛び立つことができずに
命尽きる子もいます
そのときは自然の厳しさを痛感するとともに
だからこそ元気に旅立つ子🦋を
見送れたときには
ありがとうがとまらない
生命の奇跡と尊さを感じます


梅雨に入る前
巣立ったばかりの若いスズメたちも捕食にやってきます
あるとき、若いスズメが空いている窓から部屋に入ってきました
あのときはワタシもスズメも互いに焦りました
別の窓を大きく開けて逃し一件落着

あのスズメはお馬鹿なのか?
はたまた好奇心旺盛なのか?
いずれにしても若さゆえの世間知らず
こうやって経験を積んでいる
生き抜くために
これは人も同じこと

この出来事が起こった時期が
息子が高校に入学し寮生活を始めたころで
「今頃、この若いスズメのように迷っているのではないかな?」 
と心配がよぎりました
その一方で
もし迷ったとしても
この若いスズメと同様
それが経験として積み重なる
未来を生き抜く強さのために
力があるからこそ経験するんだ
と感じました

若いスズメと息子
どちらも巣立って間もない2つの生に
思いを馳せたことを思い出しました

そしてなにより
ワタシ自身が
子離れをするときなのだ
と感じたのでした



この木には
我が家に来て数年経った頃から
可愛らしい白い花が咲くようになり
これまでも何度か
花の後に小さい実がなり
いつのまにか無くなっていました

それが今年は
無くなるどころか
大きくなってきて 2つも✨✨

どこまで大きくなるのかな?
いつ獲ったらいいのかな??
なんて考えていたある日
ふと言葉が響いた💡✨

「2つなったうちの
小さい方の実の大きさが
大きい方と同じくらいになったら 獲る」

ほ〜!なるほど〜
と納得

そして昨日
思いたって✂️チョッキン✨
手にとったときのよろこび💖
なんとも言いようのない
あつい思いがこみ上げてきました

こんなズボラなワタシなのに
学びや感動を
体感させてくれたことに感謝💖



うーん
いつかの何かに似ている
この感覚…



そうだ!
今年一月に成人式を迎えた我が子にも
同じようなことを感じた

こんな母親だけど
ありがとうと言ってくれてありがとう
これまであなたを通して
たくさんの感動を体験することができました
あなたを育てているようで
実はワタシが育てられていたのです
親にしてくれてありがとう
生まれてきてくれてありがとう と


『親』という文字は
木の上に立ち見守る
と描かれていると聞いた

ひとつの命を 育てる 育む
その過程で
『親』にしてもらい
様々な感情・感動・気づき
を体験させてもらっている


この木と我が子とワタシの15年
共にみんな大きく成長したな〜
みんなよくがんばりました!!ハナマル

そしてあらためて
たくさんの感動と学びをくれた
この木と我が子の存在そのものに
感謝の気持ちがとまらないお願い

ありがとう
ありがとう
ありがとう






これをきっかけに
我が家のもう一つの植木鉢
万年青についても
振り返った
そしたら気づいたことがありました

その話は次に書きます〜





最後まで読んでいただき
ありがとうございます