☆ 万 葉 の 花 ・ 山 吹
〽 七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき 〽
万葉の和歌が わかるわけではないが、山吹 を見るたびに
兼明親王 のこの詩だけは なぜか浮かんでくる ・ ・
” きれいに咲く山吹だが、実をつけないのが 悲しい ”
ということかな ?
* 太田道灌と少女の山吹
歌人としても知られていた 江戸築城の武将「太田道灌(どうかん)」、
ある日、突然の雨で難儀 ・ ・
地域の人々に ” 蓑(みの) を貸して! ” と、お願いした ・・ が、
借りれなく困っていた時、
少女が ”やまぶき” を差し出した !?
雨をしのぐ「 蓑(みの)」 でなく、突然差し出した 「山吹の花」?
少女は、
” 山吹の 実の 一つだに ” と、蓑 をかけて
” なきぞ悲しき ” と思いを続けた
ことに感動し、
この御歌を知らなかった道灌は、和歌を真摯に学び始めた ・ ・
北 信 濃 に て
* 八 重 山 吹
じつは、 山に咲く「一重山吹」は実をつける ・ ・ が、
「八重山吹」 は、実が無い のである!
八 重 山 吹
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