第53回長野県理学療法学術大会の報告(リハビリテーション科) | 千曲中央病院Blog

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令和6年6月15日(土)・16日(日)千曲市戸倉創造館において、第53回長野県理学療法学術大会が開催されました。

学会長は、当院リハビリテーション科 大矢昌宏 科長、準備委員長も同科 柳澤英子で、準備委員として当院理学療法士や北信地域他院の理学療法士とで運営されました。

今大会のテーマは「理学療法新時代の展望」趣意文は以下の通りです。

少子高齢化のため社会保障は重大な局面を迎え、深刻な担い手不足に直面し、自動化やAIの普及さらには外国人労働者の受け入れ拡大等、地方でもこれまでの生活・就労に多大なる変化が起きると思われます。長野県において高齢化率は顕著で現在でも日々の業務の中で高齢者との関わりは大多数の理学療法士が体験しているところでありますが、ただ漫然と日々の業務をこなしているだけでこの局面を乗り越えられるのでしょうか?

2025・2040年に向けての新時代突入に際し、各分野の最新の情報に触れ、新しいエビデンスを構築していく必要があると思います。コロナ禍で業務範囲が縮小されたり、研修会参加が制限されたことにより、アップデートが出来ないで悶々とする日々を送っている、もしくはアップデートを必要と思わなくなってきて理学療法士の魅力が薄れてきている実状が、会員数減少という形で散見されていますが、会員の皆様がこのような学術大会などで、理学療法士としてステップアップして頂き、幕明けした理学療法の新時代をけん引して頂くことを願っております。

当日はハイブリッド形式で、
会場参加168名、オンライン参加581名、合計749名
の参加があり、市民公開講座・特別講演・大会企画講演・教育講演などの講演会や7セッション29演題の研究発表のほか、千曲市の宣伝を兼ねた物産販売(当院栄養科 山本和泉 栄養士 協力)や「令和6年能登半島地震」に対しての募金活動を実施し、成功裏に終了いたしました。