千曲中央病院Blog

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千曲中央病院スタッフによる日々の出来事

入るを量りて出ずるを為す(いるをはかりていずるをなす)

 

これは中国五経のひとつ『礼記』にある、国の予算を決めるための心得に由来し、収入額を正確に計算し、それに応じた支出をするべきということ。つまり収入支出をそれぞれしっかり管理するべきということです。
現在は「入るを量りて出ずるを制す」という言葉に変化し日本の戦国時代の武将、上杉鷹山(うえすぎたかやま)によって言われた格言です。
この言葉は、収入を正確に計算してから、それに応じた支出の計画を立てることの重要性を示しています。上杉鷹山は、賢明な経済管理と計画的な行動を奨励していた人物でした。

その後、この言葉は二宮金次郎(二宮尊徳)がよく使った言葉としても知られています。

さらに最近では京セラ、KDDIで有名な稲盛和夫氏がJALの会長に就任した際に語った言葉として有名となり、経営の基本は「いかにして売上を大きくし、いかにして使う経費を小さくするか」ということに尽きると考えられます。
時代は変わっても原理、原則は同じ。
何の気なしにペーパータオルをパサッパサッと2枚取っているあなた!1枚で足ります!出るを制してください。
 

御射鹿池(みしゃかいけ)

 

 

 

 

 

M.T.