二ツ川ウォッチング(柳川市)体験レポート | ちくご子どもキャンパスブログ


8月22日(土)から23日(日)にかけて、かんきょう学部「二ツ川ウォッチング」が開催されました晴れ


柳川の水をテーマに、上流にある日向神ダムや井堰を見学しながら、治水や利水の歴史を学ぶとともに、二ツ川の希少種の生態観察をすることで、偉大な先人の知恵や自然の大切さ、人と水の関わりなどを学ぶプログラムですうお座


この二ツ川ウォッチングは、「企画室ふるさとみつはし」のみなさんが実施してくださっていて、ちくご子どもキャンパスが始まるもっと前から実施されてきた事業ですカエル
企画室ふるさとみつはしさんは、この他にも水に関するイベントなど環境保全活動を柳川市三橋町で行っています。
会長さんは、この地域に「恩返しがしたい」という志を持っていらして、ボランティアをもう20年以上も続けているそうですビックリマーク


活動拠点は、矢留うぶすな館ですDASH!
ここで寝泊まりもします。

この「うぶすな」は、柳川が生んだ詩人「北原白秋」の詩から名付けられたものですクリップ


まず、このうぶすな館で開講式あり、実施主体である「企画室ふるさとみつはし」の会長さんや柳川市の教育長さんから挨拶がありました。

ちくご子どもキャンパスニュース(2009年5月「筑後チルドレンズ・キャンパス」から名称変更!)


その後、バスに乗り込み、矢部川源流のある矢部村を目指しますバス
バスの中では、企画室ふるさとみつはしの会長さんが、これから見学する井堰などについて、分かりやすく説明してくださいましたメモ

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途中、バスを降りて井堰を見学し、水不足にあった柳川に潤いをもたらしたその知恵と技術を学びましたクリップ

これは磯鳥堰という下流にある井堰です。
満潮時には、海水がここまで迫ってくるそうです。
なので、この井堰は海水を食い止める役割もしているのですビックリマーク

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それから「象の鼻」と呼ばれるものを見学しましたクリップ
なぜ象の鼻はてなマーク一体何のためにあるのでしょう!?

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答えは、その形が象さんに似ているからで、水を平等に分けるために作られた施設です。


次はいよいよ矢部川本流に設けられた井堰ですクリップ


松原井堰は今から約600年前の戦国時代に作られたものですビックリマーク
柳川に水を引くための井堰で、ここから沖の端川が始まり、沖の端川を下っていくと、二ツ川井堰があり、そこから二ツ川が始まるのです。

この井堰は現在、コンクリートで「自動転倒堰」に作りかえられています。

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その昔、矢部川は、右岸が旧久留米藩領、左岸が旧柳川藩でしたわんわん
これら二つの藩は、矢部川の水をめぐって水争いが絶えませんでした。


当時、松原井堰の上流に、旧久留米藩は花宗井堰を作り、水の流れを止めましたショック!
そうすると、下流にある松原井堰には、水が来なくなり、旧柳川藩は水不足となりましたあせる


そこで、旧柳川藩がとった行動は、花宗井堰の上流に井堰を築くことでしたDASH!
すると今度は旧久留米藩もその上流に井堰を築き、次々と上流に向かって井堰を作ったのです汗


この争いは、なんと17年間も続きました。

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お昼時になって、矢部川の渓流公園に到着しましたニコニコ

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矢部川上流のおいしい空気やきれいな水、緑豊かな山々を堪能しながらお弁当を食べましたおにぎり
こんなシチュエーションでランチできたら誰でも気分がいいものです。
子ども達もとっても喜んでいました。


そして昼食後の休憩時間。

子ども達は、川遊びに目がありませんカエル
すぐにビショビショになりました。

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昼からは、日向神ダムの見学ですクリップ

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まずは、ダムの管理事務所の方の説明を聞き、ビデオを見ましたメモ
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昭和28年の大洪水の映像には、さすがに子ども達もビビッていましたDASH!

ダムには3つの役割があることを学んだ子どもは、「ひとつは安全(洪水を防ぐ)、ふたつめは食べ物(農業用水)、みっつめは電気(ダムのすぐ下に水力発電がある)」と言っていました。


ダムの堰堤から見下ろすダムは迫力満点ビックリマーク
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下から見上げる機会もそうありませんので、貴重な経験です。

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ダムの中にも入りました。
ひんやりしていてとても気持ちいい!という声が飛び交っていましたDASH!

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ダムの見学が終わると、活動拠点のうぶすな館に戻ります。
お風呂と食事は、近所の「水の郷」という施設を利用しました。


夜もお勉強会です三日月
明日は、メインイベントの二ツ川での生態観察があります。
どんこ舟に乗って川を下ります。
そのため、二ツ川に棲んでいる生物の予習をしますうお座
講師は、大牟田市のある小学校で教頭をされている今村先生です。

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二ツ川は淡水魚の宝庫で、全国から研究者が訪れるそうですDASH!
魚類だけでも40種類ビックリマーク

中でも、絶滅の恐れのある希少種が7種類(メダカ、セボシタビラ、カゼトゲタナゴ、オヤニラミ、ヤマノカミ、アリアケギバチ)棲息しているそうです。

なぜ昔いたお魚さん達はいなくなっているのかショック!

それは、水路の護岸工事で魚の隠れ場所がなくなったり、外来種にやられたりで、すべて原因は人間にあるようです。悲しいですね。

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お勉強が終わったら、忘れないうちに今日のまとめをしましたメモ

井堰の事は少し難しかったかもしれませんが、ダムは印象に残ったようです。
「ダムの容量はヤフードーム16個分!」など、学んだことを付箋に書いていきました。

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二日目です。


今日は、待望の二ツ川、どんこ舟での川下りですキラキラ
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沖ノ端川に設けられた二ツ川井堰から二ツ川は始まります。
昔お城を築くためにたくさんの舟がココを通りましたニコニコ

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どんこ舟に乗り込み、昨晩みんなで勉強しためずらしい生物を探しますサーチ

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お魚さんたちは、水草の陰に隠れていますうお座あせる
子ども達は、教えられたとおりに水草の辺りを狙ってタモ網を入れますが、そう簡単にはいきません

タモ網に入るのはカワニナやタニシばかり…。


しばらくすると「うわー!」という声がビックリマーク

舟の中にハスが飛び込んできました。
先生の話では、世界一ジャンプの得意なお魚さんだそうです。
ハスは、自分の体長の何倍もの高さまで飛ぶことができます。それはイルカよりもすごいのです(もちろん、イルカは体が大きいので、実際の高さで比べるとイルカのほうが高くまで飛びます)。

反面、ハスは元気良すぎて、バケツになどに入れておくと酸欠ですぐに弱って、腹から浮いてきます。

なので、心優しい子ども達は、すぐに川へ逃がしてあげました。


それから少しして「うおー!捕れたー」という叫び声が!!

なんと希少種のオヤニラミを捕まえましたうお座
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オヤニラミはオスが卵を守ります。
そのとき、水を繰るような仕草から「みずくりせいべえ」と呼ばれてきたとのことです。
「せいべい」はオスだからだそうです。

しかしあっぱれです。


しばらく行くと、川もその表情を変え、農地から街になると、低い橋が多くなったり、場所によっていろんな風情がありましたニコニコ

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普段は、観光川下りで体験することができないこのコース。
しかもどんこ舟で下りながら、網を入れて生物を観察することなんて、まずできません。

みんな貴重な体験をしましたねビックリマーク

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川下りは、高畑公園で終了。

ここで昼食をとり、活動拠点のうぶすな館へ戻りますDASH!


うぶすな館に戻ってからは二日間のまとめ作業ですメモ

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見たこと、聞いたことや、感じたことなど、グループごとに付箋紙に書いて、貼付けていきました。


それから、グループごとに発表です。


川下りについては、「網が折れたけん無念やん」とか「一匹も魚が捕れんかったけん残念やった」、「どんこ舟、もう一回乗りたいー」など、是非次回リベンジしてもらいたいと思える感想が続出DASH!

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また、いつもメダカと思っていたのは、実は外来種の「カダヤシ」だったことに驚いて、「絶滅危惧種を救いたい!魚を大切にしたい!」という気持ちも持ってくれた子どももいますビックリマーク


初日の井堰やダムの歴史も「知らんかった!水争いなんて初めて聞いた!」などしっかり学んでくれていました。


この日捕れたお魚さんは、オヤニラミ、カマツカ、カダヤシ、オイカワ、ハス、フナ、タナゴ、シラハエなどですDASH!

その他にも、捕まえることはできませんでしたが、ソウギョやライギョ、スッポンにアカミミガメなどを見ることができました。


柳川の水がどこからどんなふうにしてやってきて、この土地を潤しているのか、この二日間でたっぷり体験することができましたねニコニコ

そしてそこに棲む多様な生物たちが絶滅の危機にあることも学びましたビックリマーク


じぶんたちにできること、「川にごみを捨てない」とか些細なことからでいいのですチョキ
この川に棲んでいるお魚さんたちがいつまでも元気でいられるように、みんなで環境を守っていきましょううお座キラキラ

ちくご子どもキャンパスニュース(2009年5月「筑後チルドレンズ・キャンパス」から名称変更!)
このプログラムを企画・実施してくださいました、企画室ふるさとみつはしのみなさん、柳川市職員のみなさん、ありがとうございましたニコニコ