7月31日から8月1日にかけて、久留米市勤労青少年ホームを舞台に開催された「巨大絵画づくり体験講座」![]()
石橋美術館で開催されていた「雪舟で、み展」を鑑賞し、そこで得たインスピレーションをもとに、みんなで巨大絵画を作りあげようというプログラムです。
今年で3回目となるこのプログラムを実施してくださるのは、久留米文化振興会です。
福岡市や大牟田市など、福岡県各地から33名の子どもが参加してくれました。
ほとんどが初対面で緊張していたので、ファシリテーターのやましーたけさん
がゲームをして、緊張をほぐしてくれました。
絵画の指導をしてくださるのは、久留米のケビン・コスナー、南筑高校の斉藤先生です。
久留米市からは明治時代に、青木繁、坂本繁二郎ら有名な洋画家が輩出されました。
石橋文化センターの石橋美術館の裏には、坂本繁二郎のアトリエが移築されています。
まずは、そのアトリエを見学しに行きました。
このアトリエは八女市で建築されたもので、当時としては珍しい和洋折衷の建築様式でした。
物珍しさに、たくさんの人が見学に訪れたそうです。
石橋美術館には、国の重要文化財に指定されている雪舟の「四季山水図」が収蔵されています。
その雪舟の作品を軸に、古今東西の作品を取り混ぜて展示するという企画展が開催されています。
美術館のボランティアガイドの方が案内してくださいます。
まずは雪舟についての解説がありました。
雪舟は、15世紀後半の室町時代に活躍した水墨画家だということです。
早速別館で、雪舟の「四季山水図」を鑑賞します。
作品を傷めないように、照明が暗くされています。
雪舟の作品は6作品が国宝に、14作品が重要文化財に指定されているそうです。
企画展では、子どもでも楽しく鑑賞することができるように、「夏休みこどもプログラム」が開かれています。
別館の隣の部屋には、雪舟に関するクイズが出題されています。
答えはボードの裏に書かれています。
ボランティアガイドさんの案内が終わったら、それぞれ気にいった作品を模写します。
普段は格調高く近寄りがたい美術館ですが、この日は美術館の床に寝そべったり、あぐらをかいたりして絵を模写します。なかなかできない貴重な体験です。
雪舟にならって、黒の絵の具だけで表現します。
久留米のケビン・コスナー斉藤先生がお手本を見せてくださいました。
さすが先生、とても上手です。しかし、子ども達もなかなかのものです。
今日のプログラムはこれで終了。
晩ご飯を食べたら、体育館でレクリエーションしました。
ファシリテーターのヤマシータケさんとネコさんが「カントリー」というゲームを教えてくださいました。
班対抗でゲームをしたら、とても白熱し、負けたチームの女の子が悔しくて泣くほどでした![]()
いよいよ2日目は、昨日美術館で模写した絵をもとに、班ごとに巨大絵画を作成します。
完成した絵はつなげて、8月9日、10日に石橋美術館本館1階に展示されます。
それぞれ思い思いに自由に絵を描き込んでいってよいのですが、展示する時に統一感が必要なので、最初に基準となる山脈の稜線を書き込みます。
昨日同様雪舟の水墨画に倣い、白色と黒色だけで表現していきます。
みんな熱心に絵を描いています。
しかし、白黒だけで雪舟のようにはうまくは表現できないので、仕上げに他の色も使うことになりました。
途中けんかもあったけれど、最終的にはみんなが協力して、巨大絵画を完成させました。
どの班も感性が爆発しています![]()
班ごとに作品発表します。これはホワイトアンドブルー班の作品です。
これはレインボースマイルズ班の作品。富士山を中央に描いています。
続いては、アップル班の作品。水墨画の世界をうまく表現しています。
サマースプリング班はファンタージーな描写が素敵です。
サマーサンダーファイアー班の作品は、班の名前の通り、稲妻が走っています。
航海龍生隼軍団の作品は力強く、フォービズムを思わせます。
これらの作品をつなげると、ちゃんと一つの作品になります。
航海龍生隼軍団の作品とレインボースマイルズ班の作品には、両方の班の作品にまたがる大河が描かれています。
スタッフが指示したわけではなく、子ども達だけで話あって決めたそうです。
2日間一緒に過ごす間に、チームワークが生まれていました。

















