だいぶ、前の話です。
うちのお店は、波動畳のグッズを扱う10年くらい前
定期的に陶器や布など作家さんの
作品を展示販売していました。
その頃の私は、３０代で
お客さまは、５０代、６０代、７０代の方
が足を運んでくださっていました。
ゆっくり、器などを見て
お出ししたお茶を飲みながらお友だちと
すごす。
そんなお店でした。
夏には花ゴザという、い草のラグを販売
していました。
今のようにSNSはなく、口コミの
お客さまでした。
このお店の始まりでした。
娘が生まれてギャラリーは、やめて
しまいました。
今から、2年くらい前、
あるご婦人がご来店されました。
「こちらは、まだお店はされているの？」
と。
うっすら記憶が蘇り、
確か、お花かお茶か何かの先生を
されていたような...。
「やっていますよ。以前のように器は
ありませんが。確か〇〇の先生ですよね？」
「まぁ、覚えていて下さったのね」
と嬉しそうにお答えされました。
右も左もわからぬうちにお店をやっていた
３０代の頃です。
そんなお店を忘れずに思い出して
来て下さったのは嬉しかったです。
「今の時代は、あんなにゆっくり楽しんで
過ごすようなお店はなくなって、
会話もなく、ただ買うだけのような
お店が多くなって寂しいわね」
って。
ふたたび、人とのつながりや交流が
物を買うより人の心を動かすのだと
思います。
今の時代は
「推し文化」が盛んですが、
人は心のどこかで
いつの時代も繋がりと
連帯を求めているのかもしれませんね。
波動い草で作る「龍リース」も
体験を大切にしたいと思っています。
10月の催しです。
お気軽にご参加下さい。
