お泊まりになられた時、
その部屋の畳の工事を担当したと
いうのが91才の義父の思い出の中に
あります。
チカモト畳工業の話です。
職人気質で、頑固で負けず嫌いの義父。
サラリーマンの家で育ったワタシは
別世界にやって来た?
と言うくらいカルチャーショックでした。
物づくりの世界や生産者など一次産業は
きちんと、規則正しく、たんたんと
やる事が大切です。
そんなこと、嫁に来た頃ちっとも
わかってませんでしたわー。
ふらふらした嫁がきたと
義父は思っていたでしょう。
時代の変わり目に家業を継いだ主人は
20代は大学職員とか、営業の仕事とかを
やっていて家業を継いだのは
35才くらいからです。
専門の技術学校にも通ったらしいです。
ガンガン怒られながら
黙っておれのやるのを見てまねろ!
みたいな、徒弟制度のような教え方
だったようです。
その後ショールームを作ったり、
波動い草に興味を持ったりしたのは、
そうした、過去の異業種の経験が
あったからです。
人生って不思議ですね。
人生にムダな経験はないものだわ。
と思います。




