こんにちは。
帯広畜産大学競馬サークルAllez Chikudai 代表の佐藤です。
近年はブログの更新頻度がめっきり減っていました…すみません。
昨冬に代表が代わり、新年度になり、新型コロナウイルスの混乱も一歩ずつ終息に向かい、また様々な活動ができることを信じて、今後はまた定期的にブログを更新していきたいと思います!
初めてブログをご覧いただく方もいらっしゃると思うので、改めて我々Allez Chikudai の紹介を簡単に。
Allez Chikudai と書いて「アレ・チクダイ」と読みます。「アレチク」と呼んでいただくことが多いです。
2013年秋に世界最高峰のレース「凱旋門賞」をフランスで現地観戦し、一念発起した当時大学2年生のすーさんが設立されたそうです。すーさんだけでなく、このブログを読んでいただいているOB・OGの方々に1人でも多くお会いしたいです、切実に。
我々が通う帯広畜産大学から車で15分弱の場所には、世界で唯一の「ばんえい競馬」が行われる帯広競馬場があります。
Allez Chikudai 発足当時は中央競馬が好きなメンバーが多かったようですが、こんなにも恵まれた土地でばんえい競馬を知らないなんて勿体無い!と、ばんえい競馬の勉強が始まったようです。
今となっては、ばんえい競馬愛に溢れて輓馬の研究をする先輩も複数名…
勉強しなきゃ!なんて使命感は一切感じられません。ばんえい競馬が好きなのが伝わってきます。それだけ、ばんえい競馬には語り尽くせぬ魅力がありますよね!
そんな我々Allez Chikudaiは、特にウマに関係することについて、ばんえい競馬を中心に帯広市、延いては十勝管内や北海道の魅力を発信していきたいと考えています!
そこで、早速ですが今回は先日行われたばんえい競馬の「能力検査」について取り上げたいと思います!
そもそも能力検査とは、デビューを控えた2歳馬を対象に、実際の騎手が騎乗することで調教状況や走破タイムなどの競走能力を検査するものです。
この能力検査に合格しなければ、競走馬としてデビューすることはできません。
愛馬たちが競走馬生活の第一歩を踏み出せるか否かが決まる大事なイベント。
そのため、当日は朝早くから生産者様や馬主様の熱い声援が聞こえます。我々一大学生が馬を所有しているわけがないのですが、1頭でも多くの馬が合格できるように、皆様に混ざって応援させてもらっています。
そんな能力検査で最も速い走破タイム、「1番時計」を出すのはどの馬なのか。毎年注目を集めています。
それもそのはず。1番時計を記録した馬は、その後も活躍することが多いのです。
昨年度1番時計を記録したアルジャンノオー号は年末のヤングチャンピオンシップを優勝。
一昨年度1番時計を記録したキョウエイリュウ号は既に重賞を4勝。
2019年のばんえい記念を制したセンゴクエース号も、2014年に1番時計を記録した馬です。
さて、4月18日に開催された2021年度の能力検査。馬場水分が3%を超える大雨の中で1番時計を記録したのは…
松井浩文厩舎所属の、グリフィス号でした!
実はグリフィス号は、父親、生産者様、馬主様、さらには所属厩舎までもが昨年度1番時計を記録したアルジャンノオー号と全く同じなのです!
アルジャンノオー号の成績を考えると、グリフィス号にも期待してしまいますね。
今回惜しくも不合格となってしまった馬も、第2回以降の能力検査で合格することができればデビューとなります。
焦らずにじっくりと調教を積んで、いつかはレースで見られる日が来てほしいです!
4月23日には2021年度のばんえい競馬の開催が始まり、すぐに2歳馬たちもレースに出走します。
今から好きな馬を見つけて、デビューから引退までの競走馬生活をずっと見守ってみるのも、また面白いかもしれませんね!
少し長くなってしまいましたが、今回はこの辺りで失礼します。
↓新入生が撮ってくれた、能力検査の写真です。新入生、たくさん入って欲しいです…