メモ 日本男子バレー勇者たちの軌跡 田中夕子 | 読本履歴

メモ 日本男子バレー勇者たちの軌跡 田中夕子

急に強くなったと言われている日本男子バレー主力メンバーのことがまとめられている。

・石川祐希
・高橋藍
・山本智大/小川智大
・山内晶大/高橋健太郎/小野寺太志
・西田有志
・関田誠大
・宮浦健人

それぞれの選手の現在に至るまでが端的にまとめられている。

キャリアだけではなく、それぞれの性格やプレースタイルが書かれていて面白い。

全体として感じたのが、チームの情報共有が素晴らしいこと。
選手は各ポジションで当然レギュラー争いをしているが、日本代表として勝つためにベンチにいる選手もコートに出ている選手が最高のプレーができるようにアドバイスが相互にされている。

たくさんのエピソードが紹介されているが、
お気に入りがリベロの章が印象的。

リベロは守備の要で守備のリーダー。
石川の攻撃の時間を確保するためサーブカットをフォローすることが多いが、
石川も攻撃のリズムを作るためにサーブを自ら受けに行くこともある。
ただ、そこでサーブレシーブが乱れると監督から怒られるのはリベロ。
かといってあまりカバーしすぎると石川がふてくされる。

あとはミドルブロッカーの3人が高校からバレーを始めていることに驚いた。

各ポジションごとのこだわりが見えて面白い。