久々にお金を出して映画館で映画を観た。
職場の友達が大絶賛、そこまで言うならと
観てみたくなった。
久々の映画館、知らなかったが、
○歳以上は料金が700円も安くなる。
私もそんなお年になっていたのか・・・
嬉しい反面ショック。
映画「国宝」
3時間という長い映画だったが、
1人の人物の人生を追う映画だったので、
いくぶん走っている感があった。
歌舞伎の舞台の見せ場の連続なので、
すんごいお得感はある。
ヤクザの息子喜久雄は新年会で目の前で父親を殺される。
たまたまこの新年会に出席した歌舞伎役者の花井半二郞に
見初められて、歌舞伎役者の道に入る。
花井半二郞には喜久雄と同じ年の俊介という役者を目指す
息子がいた。2人は良いライバルとして成長する。
ある時、師匠の半二郎が怪我をして、その代役に
息子の俊介ではなく、喜久雄が指名され、
「曾根崎心中」のお初を演じる。
自分には歌舞伎役者の血はあるが、才能はないと絶望した
俊介が行方不明となり、3代目半次郞には
喜久雄が襲名される。
しかし血と家が重視される歌舞伎の世界では、
後ろ盾のない喜久雄にはいい役が回ってこない。
そんな矢先に俊介が息子を連れて帰ってきて
歌舞伎界に戻る。その反対に、喜久雄は週刊誌に
やくざの息子と書かれ、立場が悪くなっていく。
今度は喜久雄が歌舞伎界から失踪する。
地方の宴会で踊ったりしてあっちこっちを放浪する。
そんな矢先、憧れの人間国宝の歌舞伎役者に呼ばれ、
何かがふっきれる。
歌舞伎界に戻り、俊介と共演するが、幸せは続かず、
俊介が糖尿病で片足切断される。
それでも舞台への執念を捨てられない俊介は
義足で「曾根崎心中」を演じ、死んでしまう。
それから数十年、芸を極めた喜久雄は
人間国宝に認定される。取材に来た記者に同行して
いたカメラマンの女性は昔、芸の為に捨てた
自分の娘だった。娘からは恨み半分、芸の賞賛される。
そして昔、自分が憧れた「鷺娘」を舞う喜久雄。
芸の才能、梨園の血筋、
その呪縛に捉えられる2人の若者の葛藤。
喜久雄は「キングダム」の始皇帝の役の吉沢亮。
俊介は大河ドラマ「べらぼう」の横浜流星。
半二郎は渡辺謙。
この役の為に歌舞伎の指導を付けてもらって
本業の歌舞伎役者のような歌舞伎を演じるのは
すごいと思った。
また艶やかな着物を着て、とてもきれい。
2人とも男前なので、女形をしてもまたきれい。
客席を見回すと年配の女性が多いような気がする。
ただ、とてもいい映画と思うけど、
大河ドラマ「べらぼう」を観ているので
どうしても横浜流星の蔦屋重三郎、
田沼意次役の渡辺健が重なってしまう。
梨園の坊ちゃんの俊介役の横浜流星が、
「ありがた山~」とノリよく言いそうな気がしてしまう。
その昔、学校から歌舞伎「俊寛」を観に行った。
初めての歌舞伎にワクワクドキドキだったが、
寝てしまった。最後の場面で目が覚めた。
最後に、島に取り残された俊寛が叫び、
舞台セットでいきなり海が現れる一番の見せ場。
セットに目を奪われ、歌舞伎の舞台って
きれいだし、面白いなあ~と思った。
でも、もう一度観ても最後以外は寝てるだろう。
私に歌舞伎を語る資格はない。
その点、今日の映画は歌舞伎の見せ場の
オンパレード。
