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ちこりすのブログ

訳あって、と、ある田舎に住むことになった女性。
コロナ禍でどこにも行けず、GyaOの無料視聴の映画を観ては、ボケ防止の為、日記と映画のネタバレの感想を書いてまふ。

最近、何を思ったのかネットでCDを買った。

映画「八つ墓村」のサンドラック。

村の祭りで騙され惨殺される落ち武者達。

その殺され方はまるでお化け屋敷。

怪しい青い照明に照らされた鍾乳洞。

そこで発見される、武者姿の殺人鬼の遺体、

不気味な双子の老婆の片割れの死体。

鍾乳洞で美女から一転、

鬼の形相の小川真由美が萩原健一を追いかける。

ロマンチックで恐ろしい。

最後は燃える呪われた多治見家の終焉。

そして高台でその火を見つめて笑う落ち武者の亡霊。

昭和のお化け屋敷映画と私は言いたい。

 

ただ、言わせてもらえば、金田一役の渥美清は

フーテンの寅さんのイメージが強すぎて、

ドラマの古谷一行ぐらいのライトな俳優がいいような。

 

そしてこの映画を盛り上げているのが、

芥川比呂志によるサンドラック。

牧歌的でどこか日本的。

でもこの映画にどっぷりハマる音楽。

 

今日の映画はこの古い方の「八つ墓村」ではなく

平成に作られた新しい方の「八つ墓村」。

 

休日の午後、NHKの衛星放送で上映があると知り、

古い方かな・・と期待していたら新しい方の映画だった。

「犬神家の一族」もそうだったけど、

どうしてリメイクなんか作るのだろうか。

(「犬神家の一族」も音楽が秀逸)

 

「八つ墓村」も「犬神家の一族」も大ヒットした映画。

それを超えるリメイクってよほどでないとヒットしないのに。

 

昨日、衛星放送で「風と共に去りぬ」を上映していたけど、

この世界的名作映画をリメイクする話は聞かないし、

誰もリメイクを望まないだろう。

 

どちらにせよ、前作がヒットすると、

前作のイメージが浸透しているので、

どうしてもリメイク作品は前作と比べてしまう。

 

落ち武者の惨殺シーン、狂った多治見要蔵の殺戮はさらっと。

小梅さん小竹さん2人共あっけなく殺され、

鍾乳洞を逃げ回る事もなく、いとも簡単に犯人逮捕。

屋敷も燃える事なく、落ち武者の亡霊も出番がなく

明るい結末。

 

横溝正史の作品は少しお耽美で影がある。

昭和の得体のしれない影と暗さが似合う。

平成の世相では作り出せない雰囲気があるんよ~

 

観た後、「ほら、やっぱりね・・・」

とうなずく私だった。

元より期待してなかった。