ザリガニと言えば、アメリカザリガニ。
小学生の頃、男子がよく捕まえていた。
ドブみたいな汚い川に生息している
バリバリの外来種。
ザリガニに限らず、甲殻類って鳴くの?
そんなタイトルが印象的で
迷いながらも観た映画。
湿地の近くのある家族。
父親の暴力に耐えかねて、
母親と姉、兄が家を出て
父親まで出ていき、1人取り残された少女カイア。
学校にも通わず、ムール貝を採っては売って、
自活していた。年頃になったある日、
青年テイトと出会う。
テイトに文字を教えてもらい、
一緒に自然学を語り合う。
テイトは彼女の観察力と画才を見いだす。
いつしか2人は愛し合うようになるが、
大学に行く為にテイトは去ってしまう。
そこに金持ちのボンボンのチェイスが現れる。
カイアと付き合うようになるが、
彼は婚約者がいた。
騙された事を知ったカイアは怒り、
別れようとするが、チェイスは認めない。
父親のように暴力的になり追い回される。
ある日、そのチェイスが高台から落ちて
死体となってみつかる。
カイアが容疑者として拘留され
裁判にかけられる事になる。
しかし彼女にはアリバイがある。
その夜は離れた町で彼女の絵を本にした
出版会社の人と会食をして湿地には
いなかったのだ。
弁護士、親代わりに心配してくれる
食料品店の黒人夫婦、軍人になった兄、
そしてよりを戻したテイトに応援され、
彼女は無罪放免となる。
テイトと結婚し、本をたくさん出版し、
幸せな人生を送る。
年月は流れ、カイアの遺品を
整理していたテイトは
殺されたチェイスから消えていた
貝殻のペンダントを遺品の中から見つけた。
離れた街から深夜バスで湿地に戻り
チェイスを殺害し、
また明け方のバスで街に戻り、
出版社の人と朝食なんて無理がある。
犯行現場に赤い繊維が付着してどうのこうのと
言っていて、テイトが寒いだろうからと
自分の赤い毛糸の帽子をカイアに投げた
場面があった。
なので犯人はテイトだ!と思い込んで
いたが、最後に、んんん?
湿地に住むいろんな生物の生態を
観察していたカイア。
孤児になっても誰も手を差し伸べず、
「沼の女」と呼んで偏見の目で見る周囲の人間。
彼女から見た人間という生き物は。
特に暴力を振るう父のような存在については
彼女なりに思う所があったのでは。
かわいそうな生い立ちの女性の
普通の逆転裁判劇と思っていたら、
最後が違った・・・。
結構、面白かった。
