今年の2月に久しぶりに再訪し、恐らく次に伺えるのは早くても来年だろうと思っていた蒲田にあるミシュラン二つ星のお鮨屋さん【初音鮨】さんに、今月お邪魔することができてしまいました。
*初音鮨*
絶望的だと思っていたキャンセル待ちが、回ってくることってあるんですね。
タイミングもあるとは思いますが、本当にラッキーでした。
この日の鮪は、築地で1番の大間の鮪。
今年は、例年より遅れているでしょうか?
訪問日時点でまだ数本しか築地にきていないと仰っていました。
美しすぎる大間の鮪の握り(赤身の漬け、塩で食べる中トロ、漬けにしたあと炙る大トロ)や、豪快すぎる鉄火巻きも初音鮨さんならではだと思いますが、
私がこちらでいただきたいと思う握りは、もっと個性的な握りです。
能登石川の特大ばちこに蒸したアオリイカの下足を合わせた下足バチコ。
島根県高津川産の天然鮎を塩焼きにし、
頭と尻尾を除いた後の鮎をひらいて、その身で舎利を包んでしまう鮎の握り。
軽く焼くことで海胆の甘みをより引き出したエゾバフンウニとキタムラサキウニ。
(海胆一山が一貫分です。)
焼き霜造りにした鱧と鱧の子の鱧握り。
カニ味噌と和えた舎利と毛蟹の蟹肉を合わせる毛蟹の握りなど、こういった初音鮨さんでしかいただけないような特殊な握りが美味しければ美味しいほど、満足度が高いような気がしています。
この日はこれだけの予約困難店になる以前から通われている常連様に一見さんという顔ぶれだったこともあり、久しぶりにご主人のぶっちゃけトークを聞くことができて嬉しかったです
初音鮨
住 所:東京都大田区西蒲田5-20-2
電 話:03-3731-2403
H P:https://hatsunezushi.com/