【訪問日:2015.11】
今年の8月で22周年を迎えられた広尾にある老舗フレンチレストラン『レストラン アラジン』。
以前から一度伺ってみたいとは思っていたものの、実は知人のソムリエがここの出身だったということを最近知ったため、ジビエ系が大の苦手でこの時期フレンチへ行くのは控えている私ですが、行ってみることにしました。
今回はおまかせコースにし、予約時に私だけジビエが苦手な旨を伝えておきました。
*店内*
長年常連客に愛されてきたであろう、老舗ならではの品の良さが感じられる店内。
席間隔はやや狭めな印象を受けましたが、この日は私達の他に2組しかいなかったため、窮屈さや居心地の悪さを感じることはありませんでした。
ディナーは、¥10,000のおまかせコースと要予約のオマール海老コースとアラカルト。長年常連客に愛されてきたであろう、老舗ならではの品の良さが感じられる店内。
席間隔はやや狭めな印象を受けましたが、この日は私達の他に2組しかいなかったため、窮屈さや居心地の悪さを感じることはありませんでした。
今回はおまかせコースにし、予約時に私だけジビエが苦手な旨を伝えておきました。
*グラスシャンパーニュ*
ジビエ以外となると、恐らくメインは牛か鶏だろうと予想していたのですが、案内されたのはなんと鴨とウサギ。
私にとっては鴨もジビエに入りますし、ウサギも鶏のささみのような食べやすいお肉なので嫌いではないのですが、イメージ的(私にとってウサギは食べ物ではなく生き物なのです。)にあまり得意ではないため思わず苦笑い。
とりあえず、鴨よりはウサギのほうがまだ食べられると思いウサギを選択しました。
ジビエ以外となると、恐らくメインは牛か鶏だろうと予想していたのですが、案内されたのはなんと鴨とウサギ。
私にとっては鴨もジビエに入りますし、ウサギも鶏のささみのような食べやすいお肉なので嫌いではないのですが、イメージ的(私にとってウサギは食べ物ではなく生き物なのです。)にあまり得意ではないため思わず苦笑い。
とりあえず、鴨よりはウサギのほうがまだ食べられると思いウサギを選択しました。
*アミューズ*
アミューズは、フォワグラのオイルで焼いたクッキー。
フォワグラの風味がふわっと優しく香り、サクサクで美味しいです。
最近、テリーヌやポワレは胃に重たすぎて食べるのを避けていたフォワグラも、洋風茶碗蒸しのようなフランだとまだ美味しく食べられます。
味わいは濃厚ながらもフォワグラの嫌なクドさは微塵もなく、口当たりまろやかなフランでした。
ただ、この料理が原因で後々悲しい思いをすることになります。。。
クラシカルなフレンチを出すお店だと思っていたため、まずソースレスということに驚き、白菜と手長海老の素晴らしい食感と甘みにさらに驚かされました。
そのシンプルな調理法と柚子の香りから、どことなく和を彷彿とさせます。
やや軽めに仕上げてあるパルミジャーノリゾットとは対照的に、ソースは何種類もの甲殻類の旨味が凝縮された濃厚さです。
ただ、平目と同様に肝心のウサギの身は若干パサついているように感じました。
魚と肉のどちらかではなく両方ともなので、もしかすると火入れの強さはこちらの個性なのでしょうか?
パッションフルーツとヨーグルトソルベの酸味も相まって、サッパリした味わいです。
*ハーブティー&ミニャルディーズ* 老舗の王道フレンチ料理店ということで、こってり重めの料理が中心かと思っていたのですが、実際はそんなことはなく、食後感はかなり軽かったです。
また、魚料理と肉料理の火入れについてはやや不満が残るものの、これだけのお料理を¥10,000(サ別)でいただけるのは純粋に素敵だと思います。
しかしながら、「再訪は難しい。」と思った残念な出来事が実はありました。
これから先は私の愚痴みたいなものになりますので、スルーしていただいて結構です。
まず、私達が訪問する数日前にディナーメニューが変わり、予約時には書いてあったアルバ産白トリュフが新メニューには記載されていませんでした。
そのため、「訪問するのが少し遅すぎたね。」と主人と話していて、白トリュフはもう当然なくなっているものだと思っていたのですが、私達が魚料理を食べている時に来店した年配のご夫婦に対し、ソムリエ兼フロア唯一のスタッフが、”追加料金を払えば、フォワグラのフランに白トリュフをかけることができる”と案内したのです。
それを耳にした時、最初はそのご夫婦は常連さんだから特別に残しておいたのだろうと思ったのですが、話のやり取りから察するに(他に客は私達しかいなかったので会話が丸聞こえ)、どうやらその方も私達と同じく初訪問客であることが判明。
さらに、その後に来店したこれまた初訪問らしいカップルにも、白トリュフを追加できることをキチンと案内されていました。
「じゃあ、どうして私たちには何も言ってくれなかったの(泣」とショックを受ける私に対し、主人は「多分、うちらは白トリュフを追加するような客には見えなかったんだよ。」と言いました。
一応、主人はジャケットを着用し、私はワンピースで伺ったのですが、彼の目には見窄らしい夫婦に映ってしまったのかもしれません。
入店時にコートを預かってもらう際、思いがけず川崎シェフとお話することができ、良い雰囲気でスタートした今回の食事ですが、残念ながら楽しいままで終わることはできず、なんだかとても悲しい気分でお店を後にしました。
アミューズは、フォワグラのオイルで焼いたクッキー。
フォワグラの風味がふわっと優しく香り、サクサクで美味しいです。
*フォワグラのフラン*
シンプルながらも香り高いバターソースでいただくフォワグラのフラン。最近、テリーヌやポワレは胃に重たすぎて食べるのを避けていたフォワグラも、洋風茶碗蒸しのようなフランだとまだ美味しく食べられます。
味わいは濃厚ながらもフォワグラの嫌なクドさは微塵もなく、口当たりまろやかなフランでした。
ただ、この料理が原因で後々悲しい思いをすることになります。。。
*手長海老の白菜包み蒸し セップ茸オイルと柚子の香り*
ソースではなくセップ茸のオイルで食す手長海老の白菜包み蒸し。クラシカルなフレンチを出すお店だと思っていたため、まずソースレスということに驚き、白菜と手長海老の素晴らしい食感と甘みにさらに驚かされました。
そのシンプルな調理法と柚子の香りから、どことなく和を彷彿とさせます。
*毛蟹のリゾット*
毛蟹が惜しげも無く盛られた毛蟹のリゾット。やや軽めに仕上げてあるパルミジャーノリゾットとは対照的に、ソースは何種類もの甲殻類の旨味が凝縮された濃厚さです。
*平目とムール貝*
ムール貝は「今まで1番!!!」と思えるような抜群の美味しさで、食べるのに夢中になってしまったものの、平目は完全に火を入れすぎていて、身が固く旨味も抜けてしまっていたのが非常に残念でした。*ウサギの背肉のロースト*
見栄えの綺麗さだけでなく野菜がたっぷり摂れることから、女性好みの一皿だと思います。ただ、平目と同様に肝心のウサギの身は若干パサついているように感じました。
魚と肉のどちらかではなく両方ともなので、もしかすると火入れの強さはこちらの個性なのでしょうか?
*フロマージュ(別料金)*
*ワイン*
この日は、グラスシャンパーニュの後にピュリニー・モンラッシェをボトルで頼み、チーズには赤のデザートワインを合わせました。*柿とパッションフルーツのスープ仕立て*
柿のべたっとした甘さがあまり好きではない私達が、「スゴく美味しい!!」と思ったデザート。パッションフルーツとヨーグルトソルベの酸味も相まって、サッパリした味わいです。
*栗のパイ包み焼き チョコレートソース&栗の花のハチミツアイスクリーム*
アーモンドで毬を表現した焼きたて熱々の栗のパイと、蜂蜜の華やかな香りと味わいを楽しめるアイスクリーム。*ハーブティー&ミニャルディーズ* 老舗の王道フレンチ料理店ということで、こってり重めの料理が中心かと思っていたのですが、実際はそんなことはなく、食後感はかなり軽かったです。
また、魚料理と肉料理の火入れについてはやや不満が残るものの、これだけのお料理を¥10,000(サ別)でいただけるのは純粋に素敵だと思います。
しかしながら、「再訪は難しい。」と思った残念な出来事が実はありました。
これから先は私の愚痴みたいなものになりますので、スルーしていただいて結構です。
まず、私達が訪問する数日前にディナーメニューが変わり、予約時には書いてあったアルバ産白トリュフが新メニューには記載されていませんでした。
そのため、「訪問するのが少し遅すぎたね。」と主人と話していて、白トリュフはもう当然なくなっているものだと思っていたのですが、私達が魚料理を食べている時に来店した年配のご夫婦に対し、ソムリエ兼フロア唯一のスタッフが、”追加料金を払えば、フォワグラのフランに白トリュフをかけることができる”と案内したのです。
それを耳にした時、最初はそのご夫婦は常連さんだから特別に残しておいたのだろうと思ったのですが、話のやり取りから察するに(他に客は私達しかいなかったので会話が丸聞こえ)、どうやらその方も私達と同じく初訪問客であることが判明。
さらに、その後に来店したこれまた初訪問らしいカップルにも、白トリュフを追加できることをキチンと案内されていました。
「じゃあ、どうして私たちには何も言ってくれなかったの(泣」とショックを受ける私に対し、主人は「多分、うちらは白トリュフを追加するような客には見えなかったんだよ。」と言いました。
一応、主人はジャケットを着用し、私はワンピースで伺ったのですが、彼の目には見窄らしい夫婦に映ってしまったのかもしれません。
入店時にコートを預かってもらう際、思いがけず川崎シェフとお話することができ、良い雰囲気でスタートした今回の食事ですが、残念ながら楽しいままで終わることはできず、なんだかとても悲しい気分でお店を後にしました。
Restaurant ALADDIN
住 所:東京都渋谷区恵比寿2-22-10 広尾リバーサイドG 1F
電 話:03-5420-0038
営業時間:Lunch 12:00~15:30(L.O.14:00)
Dinner 18:00~23:30(L.O.21:30)
定休日:日曜日
H P:http://restaurant-aladdin.com/